訳経僧

訳経僧(やっきょうそう)は経典翻訳に従事する。特に、中国においてサンスクリットの経典漢訳する僧をさすことが多い。鳩摩羅什玄奘三蔵などが代表的。霊仙三蔵のような、日本人の訳経僧もいる。『梁高僧伝』の撰者である慧皎は十科の分類を行なった際、その筆頭に訳経の僧を挙げており、道宣の『唐高僧伝』、賛寧の『宋高僧伝』などの高僧伝類に、その分類が受け継がれている。

なお、チベット仏教において、サンスクリットからチベット語への翻訳を行った訳経僧(訳経師・訳師)は、ロツァワ(lotsawa, チベット文字ལོ་ཙཱ་བワイリー方式lo tsA ba)と呼ばれ、代表的な人物として、ヴァイローツァナリンチェン・サンポ(英語版)マルパ・ロツァワ(英語版)などがいる。

主な人物

二大訳聖

四大訳家
上記二人に加え、

その他

年代順訳経僧一覧

後漢

三国-西晋

五胡十六国

南北朝

  • 達磨笈多(: Dharmagupta, ダルマグプタ)
  • 彦琮

  • 施護(: Dānapāla, ダーナパーラ)

脚注・出典

関連項目

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