川村カオリ

川村 カオリ
(川村 かおり)
出生名 川村 かおり
別名 SORROW
生誕 1971年1月23日
ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国モスクワ
死没 (2009-07-28) 2009年7月28日(38歳没)
日本の旗 日本東京都
学歴 英国四天王寺学園高等部
ジャンル J-POP、ロック
職業 歌手
作詞家
ファッションモデル
女優
エッセイスト
担当楽器
活動期間 1988年 - 2009年
レーベル ポニーキャニオン
(1988年 - 1993年)
ファンハウス
(1995年 - 1997年)
ユニバーサル ミュージック ジャパン
(2003年 - 2009年)
共同作業者 上田ケンジ
marhy
松浦晃久

川村 カオリ(かわむら カオリ、1971年1月23日 - 2009年7月28日)は、日本のロック歌手[1][2][3]。本名及び旧芸名は川村 かおりモスクワ生まれ。血液型はB型。父は歴史学者の川村秀、弟は俳優の川村忠、娘はモデルDJの刈込るちあ[4][5]乳癌を患い、闘病しながら音楽活動を継続していたが2009年7月28日死去[3]

略歴

日本人の父親とロシア人の母親とのハーフとしてモスクワで生まれる[2]。幼い頃に正教洗礼を受ける。聖名ギリシャ語で「復活」「復活した女」を意味するアナスタシア[6]。原宿のカレー屋「GHEE」でアルバイトする。

17歳で歌手としてデビュー。俳優ラジオパーソナリティDJモデルエッセイストとしても活動[3]。1989年春から務めたオールナイトニッポンでは、日露ハーフである事を最大限に生かしてロシア語を教えたりソビエト連邦(当時)から生放送を行ったりした。番組の最終目標は当時のソ連の書記長ゴルバチョフを番組のゲストに招く事であったが、1991年4月に海部俊樹首相(当時)に晩餐会に招待され、念願であった面会を果たした[1][2]。女優としてドラマや映画に出演。映画「東京の休日」(1991年公開)や「BLACK KISS」(2006年公開)では主演も果たし、国内アパレルブランド[7]のモデルとしてパリ・コレクションなどのファッションショーにも多数出演した[1][2]。自身のプロデュースブランド「Royal Pussy」も全国展開させた[1][2]

SORROW(ソロウ)

1999年から川村の音楽活動の再開にあたり、ソロプロジェクトとしてスタート[8]ギタリスト弥吉淳二との共同プロデュースでミニ・アルバム2枚リリース後、ライブ活動の過程で次第にバンドとして形成されるようになり、何度かのメンバー・チェンジを経て2000年より正式にバンド「SORROW」を結成[8][9][10]。メンバーはギターに川村の当時の夫で元SOBUTのMOTOAKI、ウッドベースに元HELLBENTのYUICHI、ドラムスにASSFORT・ROSSOのドラマーのMASATO[10]

来歴

11歳の時に家族と共にモスクワから千葉県に移住。帰国後に編入した小学校で、「純粋な日本人ではない」「混血、ハーフ」と揶揄を受け、いじめに遭う[注 1]

都内の中学校に進学した1983年、大韓航空機撃墜事件[注 2]が起きると、同級生はおろか、教師からも心無い非情な言葉を浴びせられたという[11]。このこともあり学校への不信感を募らせ、同級生が多く進学するであろう地域ではない高校への進学を考える。

1986年、東京都立田柄高等学校に進学。芸術の選択教科は美術であり、音楽の授業は普通教科のみであった[注 3]。高校進学後は特にいじめられることはなかった。新宿ロフトやツバキハウスなどに頻繁に出入りするようになったのもこの時期である。そこで音楽関係者と知り合い、後にデビューの足掛かりとなった。

1987年、都立高校を中退し渡英。ライブハウスに通い詰める。暫くして英国四天王寺学園高等部(2000年閉校)に編入、単位を修得し卒業。程なく帰国する。

1988年11月、辻仁成プロデュースにより川村かおりとしてシングル「ZOO」[注 4]および同名アルバムでデビュー[1][2]

1989年4月から1991年6月の間、オールナイトニッポン土曜2部のパーソナリティを務める。

1990年、「神様が降りてくる夜」が自身も準レギュラーとして出演した『邦ちゃんのやまだかつてないテレビ』のテーマ曲やテレビドラマ「悪魔のKISS」の挿入歌として使用される[2]

1991年、「翼をください[注 5]もヒット。音楽番組だけではなくバラエティ番組などにも出演するようになる。また、モデルとして雑誌やショーに出演する機会も増える。同年、『東京の休日』で映画初主演。

1992年、エッセイ集『volume―僕の手の中』を発表。

1993年より活動を休止し、ニューヨーク等で過ごす[1]

1995年6月、所属レコード会社を移籍、シングル「Big Beat」で音楽活動を再開。

1996年、NHK-BSのテレビドラマ『新宿鮫・屍蘭』に出演[注 6]。翌1997年にも同シリーズの『新宿鮫・毒猿』に引き続き出演。

1998年、クラブ音楽の制作を目的としたソロプロジェクト「SORROW」を開始[1][2]。またクラブイベントでDJとしての活動も始め、モデルの坂田かよと共にクラブイベント「696」を開催する。この頃、「川村かおり」から「川村カオリ」に改名。同年、母が乳癌で他界。

1999年2月、バンド「SOBUT」のギタリストであったMOTOAKIと結婚[12]。同年、手塚眞監督の映画『白痴』に出演。

2000年、「SORROW」のメンバーに中村達也を加えてイベントを全国で展開。このツアー以降、「SORROW」はソロプロジェクトからMOTOAKIを含む4人編成のバンド形態へと移行し、インディーズで活動を続ける[1][2][8]

2001年、クラブイベント「696」の全国ツアーの様子を自ら撮影したドキュメンタリー映画『696 TRAVELING HIGH』を公開。同年、行定勲監督『贅沢な骨』に出演。また同年12月、長女を出産[12]

2003年、「SORROW」名義でユニバーサルJ(ユニバーサル ミュージック)よりミニアルバムでメジャー・デビュー。同年、MOTOAKIとの別居生活を始める。

2004年、乳がんが見つかり、左乳房の切除手術と抗がん剤治療を受ける[12]

2005年、復帰して芸能活動を再開。9月に自伝的フォトエッセイ『Helter Skelter』を出版。少女期に受けたいじめや結婚・出産、音楽活動での紆余曲折、乳癌とその闘病生活などをつづった。

2006年、手塚眞監督の映画『BLACK KISS』で主演を務める。

2007年2月、「SORROW」の活動休止(実質解散)を発表。同年、北村龍平監督の『LOVE DEATH』に出演。6月には3年半の別居の末にMOTOAKIと離婚。
6月20日に発売されたTHE NEATBEATSのアルバム『JAPANESE ROCK & ROLL ATTACK!!ロックンロールの逆襲〜日本編』に、「ロックンロール・ウィドウ」のカバーで参加。
9月29日、ピンクリボン運動のイベントでトークショーに出演。「年に1度はマンモグラフィー検査に行ってほしい」と訴える[13][14]。イベント終了後の記者会見では、話し合いを経て共に悔いの無い心境で離婚届を提出した事、長女の親権は川村が持つ事などを明かした[15]

2008年10月1日、ブログで癌の再発を発表。同日参加したピンクリボンフェスティバル終了後の記者会見で手術が不可能なため抗がん剤治療を続けていることを明かす[注 7][12]

2009年1月23日、11年ぶりの誕生日ライブを東京・原宿アストロホールで行う。
3月22日、東京渋谷HMVでシングル「バタフライ」と書籍『MY SWEET HOME』の発売記念インストアライブを行う。
4月4日、単発特番の『川村カオリのオールナイトニッポン』が放送される予定だったが、体調不良のため川村本人は生出演せず、急遽『川村カオリのためのオールナイトニッポン』として放送された。MCは構成作家の鈴木おさむ
5月5日、東京渋谷C.C. Lemonホールで生前最後のステージとなった20周年を記念したワンマンライブを開催[注 8][17]。デビュー当時からの想いが詰まったホールでどうしてももう一度ステージに立ちたいという自身の強い希望から行われた[17]。直前で体調が悪化したために公演中は椅子に座ったままの状態だったが3時間にわたるライブをやり遂げ、アンコールの『ZOO』ではギターを抱えて立って歌った[17]
5月27日、13年ぶりのフルアルバム『K』を発売。
7月1日、ブログで癌の新たな転移が見つかったことを報告。
7月28日11時01分、乳がんのため東京都内の病院で死去[18][19]。38歳没。正教の信徒であったため、葬儀は日本正教会最大の教会であるニコライ堂で行われた。7月30日夜にパニヒダ(通夜)、31日昼に埋葬式(葬儀)[注 9]が行われ、友人・知人からの献花を受けた[20]。聖堂内には川村のCD、愛用のギター三本などが並べられた[21]。喪主は、カオリの弟である川村忠が務めた[22]

2023年2月19日、『オールナイトニッポン55周年記念 オールナイトニッポン55時間スペシャル』内で放送された『伊集院光のオールナイトニッポン あのときの2部オールスターズ〜2部振り返り&反省会スペシャル〜』で、伊集院光をはじめ当時の2部を担当していたパーソナリティが集結。昔を懐かしみ、エンディングには出演が叶わなかった川村の『ZOO』が流された。

ディスコグラフィー

※1stシングル - 17thシングル/1stアルバム - 7thアルバムまでは川村かおり名義。

※18thシングルと8thアルバムは川村カオリ名義となっている。

シングル

  発売日 タイトル 規格 規格品番 収録曲 レーベル 備考
1st 1988年11月2日 ZOO 8cmCD S10A-0183
詳細
  1. ZOO
  2. 365日の戦争
SEE SAW[注 10]
2000年8月19日 CD PCCA-01471
詳細
  1. ZOO
  2. Sweet Little Boy
  3. 真っ白な月-Moon On The Destiny-
2nd 1989年2月21日 Sweet Little Boy 8cmCD S10A-0242
詳細
  1. Sweet Little Boy
  2. 真っ白な月
3rd 1989年5月21日 Hard Rain 8cmCD S9A-1017
詳細
  1. Hard Rain
  2. Sweet Little Boy (ロシア語ヴァージョン)
4th 1989年9月21日 MERRY-GO-ROUND 8cmCD PCDA-00002
詳細
  1. メリー・ゴー・ラウンド
  2. うそつきのロッカー
5th 1990年2月21日 僕たちの国境 8cmCD PCDA-00052
詳細
  1. 僕たちの国境
  2. ラッシュ・アワー
6th 1990年5月21日 神様が降りて来る夜 8cmCD PCDA-00085
詳細
  1. 神様が降りて来る夜
  2. 金色のライオン
7th 1990年11月21日 三日月に腰かけて 8cmCD PCDA-00134
詳細
  1. 三日月に腰かけて
  2. キースの胸で眠りたい
8th 1991年1月23日 翼をください 8cmCD PCDA-00150
詳細
  1. 翼をください
  2. アイル・ビー・ゼア(Reach out I'll be there)
9th 1991年11月13日 見つめていたい 8cmCD PCDA-00251
詳細
  1. 見つめていたい
  2. 脳内テンションダダダァーン
  3. 脳内テンション(リプライズ)
10th 1992年12月16日 からっぽの僕 8cmCD PCDA-00394
詳細
  1. からっぽの僕
  2. 14HOLEのDr.マーチン
  3. からっぽの僕 (オリジナル・カラオケ)
11th 1993年6月18日 風の生まれる場所から 8cmCD PCDA-00430
詳細
  1. 風の生まれる場所から
  2. 9時間先の国
  3. 風の生まれる場所から(オリジナル・カラオケ)
12th 1995年6月25日 Big Beat 8cmCD FHDF-1486
詳細
  1. Big Beat
  2. GENERATION 'Y'
  3. Big Beat(インストゥルメンタル・ヴァージョン)
ファンハウス[注 11]
13th 1995年8月25日 HEY HEY 8cmCD FHDF-1496
詳細
  1. HEY HEY
  2. HEY HEY(インストゥルメンタル・ヴァージョン)
14th 1995年12月1日 DREAMER DREAMER 8cmCD FHDF-1519
詳細
  1. DREAMER DREAMER
  2. CRY BABY CRY
  3. DREAMER DREAMER(インストゥルメンタル・ヴァージョン)
15th 1996年5月22日 Go Home No Home 8cmCD FHDF-1551
詳細
  1. Go Home No Home
  2. Bye Bye Summer
  3. Go Home No Home(インストゥルメンタル・ヴァージョン)
NHKBS2ドラマ「新宿鮫 屍蘭」の主題歌。
16th 1996年8月21日 夏の朝にキャッチボールを 8cmCD FHDF-1569
詳細
  1. 夏の朝にキャッチボールを
  2. FLY HIGH! BOYS & GIRLS
  3. 夏の朝にキャッチボールを(インストゥルメンタル・ヴァージョン)
THE HIGH-LOWS真島昌利作詞・作曲によるシングル。
17th 1997年1月22日 WONDER RAIN 8cmCD FHDF-1608
詳細
  1. WONDER RAIN
  2. Electric Blue
  3. WONDER RAIN(インストゥルメンタル・ヴァージョン)
18th 2009年3月18日 バタフライ 〜あの晴れた空の向こうへ〜 CD UMCC-5008
詳細
  1. バタフライ 〜あの晴れた空の向こうへ〜
  2. Miss You
  3. 金色のライオン(acoustic Ver.2009)
  4. バタフライ 〜あの晴れた空の向こうへ〜(Instrumental)
MILESTONE CROWDS[注 12] デビュー20周年シングル。

スタジオ・アルバム

  発売日 タイトル 規格 規格品番 レーベル 備考
1st 1988年11月21日 ZOO CD D32A-0402 SEE SAW[注 10] 2018年11月21日にUHQCDにて

ポニーキャニオンから再発売
PCCA-50304

2nd 1989年10月21日 CAMPFIRE PCCA-00006
3rd 1990年7月21日 Hippies PCCA-00091
4th 1992年2月5日 Weed PCCA-00345
5th 1995年9月1日 BEATA FHCF-2247 ファンハウス[注 11]
6th 1996年9月21日 BANBITA FHCF-2309
7th 2009年5月27日 K CD+DVD<初回限定盤> UMCC-9018 MILESTONE CROWDS[注 12]
CD UMCC-1033

ベスト・アルバム

  発売日 タイトル 規格 規格品番 レーベル
1st 1991年3月21日 Church CD PCCA-00247 SEE SAW[注 10]
2nd 2003年4月16日 Anthology 川村かおりBEST PCCA-01882 ポニーキャニオン
3rd 2008年7月16日 川村かおり ベスト・コレクション PCCS-00047
4th 2014年7月16日 メモリアルベスト 39番目の夢 CD+DVD PCCA-4072

ライブ・アルバム

  発売日 タイトル 規格 規格品番 レーベル
1st 2010年7月28日 Message-Last Live 2009.05.05- 2CD PCD-18636 Pヴァイン

SORROW名義

  発売日 タイトル 規格 規格品番 収録曲 レーベル 備考
シングル
1st 2000年6月21日 TEENAGE HERO CD DGRC-1001
詳細
  1. TEENAGE HERO
  2. $LOVE&GOLD$
  3. ☆SPIKE☆
DEAD GIRLS
2nd 2004年8月11日 Buddy CD DGCD-1002
詳細
  1. MISERY
  2. Buddy
  3. Dare.JHON
3rd 2004年9月25日 CRAZY BUZZ BUGGY<限定盤> CD DGCD-1003
詳細
  1. CRAZY BUZZ BUGGY
  2. Dare.DEVIL
  3. ROSIE - O
  4. CRAZY BUZZ BUGGY - Remix -
  5. CRAZY BUZZ BUGGY - Remix -
4th 2004年12月15日 RIVIERA CD DGCD-1004
詳細
  1. RIVIERA
  2. RED HALO-赤い基督-
  3. DARKNES
2005年4月27日 BUDDY & RIVIERA DRIVE<限定盤> 2CD DGCD-1005 シングル2枚組セット。
ミニ・アルバム
1st 1999年3月25日 SORROW CD CRCH-10001
詳細
  1. My name is Sorrow
  2. Happy?
  3. Good bye puppy
  4. Bond girl #007
  5. Catwalk
  6. Rubber sole
  7. My name is Sorrow -Remix-
ミッション・ヒル TX系「サッカーTV」エンディング・テーマ「My name is Sorrow」他を収録。
2nd 1999年10月21日 MACARONI CD PIPR-1003
詳細
  1. Macaroni
  2. Scratch
  3. Black Leather Girl
  4. Trap Spider
  5. Siberian Sky
  6. Mamok
  7. Skate King Suicide
  8. Rosie
  9. West End
DEAD GIRLS
3rd 2003年2月5日 TOKYO RODEO CD UPCH-1217
詳細
  1. intro -Dead channel-
  2. TOKYO RODEO
  3. Gabriel
  4. Woe Rain
  5. DEATH ON SPADE(NEW version)
  6. HUSKY(NEW version)
  7. GOD COMING(NEW version)
ユニバーサルJ
フルアルバム
1st 2002年1月23日 Lagrimas de Maria CD DGCD-1001
詳細
  1. PIPE LINE
  2. GOD COMING
  3. Estados.Unidos.America
  4. Rubber sole
  5. Lagrimas de Maria
  6. HUSKY
  7. TEENAGE HERO
  8. ACE OF SPADE
  9. LOVE & GOLD
  10. LA-ROCKA! LA-ROTA!
  11. DEATH OF SPADE
  12. SPIKE
DEAD GIRLS
2nd 2003年11月5日 confusion CD UPCH-1298
詳細
  1. Gitanda
  2. SHERRY
  3. Sunny Boy
  4. Baby Snake Alaska
  5. PARANOIA
  6. Heaven's Door
  7. Dolly
  8. LUCIA
  9. Carnival
  10. BLACK BERRY
  11. RAIN MAKER
  12. confusion
ユニバーサルJ
ベスト 2005年9月14日 THIRTEEN:13 CD DGCD-1008
詳細
  1. MY NAME IS SORROW
  2. Lagrimas de Maria
  3. SHERRY
  4.  Happy?
  5.  TRAP SPIDER
  6. Heaven's Door
  7. GOD COMING
  8. RAIN MAKER
  9. HUSKY
  10. SUNNY BOY
  11. Baby Snake Alaska
  12.   DEATH ON SPADE
  13.   Sun Rise AND Another One
DEAD GIRL

その他

楽曲提供

  • 「遠い声」LOVE(作詞)

映像作品

ソロ名義

  発売日 タイトル 規格 規格品番 レーベル 備考
ビデオ・クリップ・ドキュメント集 1989年5月21日 KAORI KAWAMURA 1 ZOO VHS VX45M1887 ポニーキャニオン ポニーキャニオン時代の各アルバムタイトルよりビデオクリップ、

ゆかりの地へ赴く様子やメイキング、オフショットを収録したもの。

※「KAORI KAWAMURA 1 ZOO」のブックレットに依るとM4「Russian Blue」には、赤の広場に於ける"近衛兵交代"の貴重なシーンがある為一部、自然音で収録されている。

1990年1月10日 Kaori Kawamura 2 CAMPFIRE PCVP-10118
1990年9月21日 Kaori Kawamura 3 Hippies PCVP-10324
ビデオ・クリップ集 1996年9月21日 VIDEO BEATA FHVF-1115 ファンハウス[注 11] ※未DVD化
ライブ映像集 2009年5月6日 re-birth 20090123 DVD UMBC-1010 MILESTONE CROWDS[注 12] 2009年1月23日、11年ぶりに行われた"20th Anniversary Birthday Live「re-birth」"の映像を収録。
2010年9月22日 UMBC-9013<初回生産限定盤>
ビデオ・クリップ・ドキュメント集 2019年1月16日 KAORI KAWAMURA 1・2・3 PCBP-53504 ポニーキャニオン ポニーキャニオン時代のVHS、3タイトルをDVDパッケージに1枚にまとめ再発。

ボーナストラックとして「翼をください」、「見つめていたい」を収録。

SORROW名義

  発売日 タイトル 規格 規格品番 レーベル 備考
ライブ映像集 2003年11月5日 RODEO GIGs Nights DVD UPBH-1100 ユニバーサルJ
2005年6月29日 UPBH-9200
ライブ映像集 2004年4月28日 Night of confusion DVD DGDV-1001 DEAD GIRLS
ビデオ・クリップ集 2005年3月30日 NINE CLIPs DVD DGDV-1002
ライブ映像集 2005年3月30日 THE LIVE UNDERGROUND DVD DGDV-1003

出演

映画

  • 「東京の休日」(1991年、長尾直樹監督) - ナーシア 役(主演)
  • 「白痴」(1999年) - メイク 役
  • 贅沢な骨」(2001年) - クラブの女 役
  • 「696TRAVELING HIGH」(2001年)[23] - 川村カオリ(本人) 役(主演・監督)
  • 「BLACK KISS」(2006年、手塚眞監督) - ルーシー(黒木香純) 役
  • 「LOVEDEATH」(2007年) - カオリン 役

TVドラマ

TVバラエティー

ラジオ

CM

著書

  • 『volume―僕の手の中』 (角川書店、1992年)
  • 『Helter Skelter』 (宝島社、2005年) ISBN 4-7966-4846-1、2007年に文庫化 ISBN 978-4796656788
  • 『MY SWEET HOME 〜君に伝えたいこと〜』 (ぴあ、2009年) ISBN 4-8356-1729-0
  • 『復活アナスタシア』(新潮社、2010年1月)ISBN 4-10-322441-X

写真集

  • 『THESE ARE THE DAYS』(2000年)
  • 『True Romance』(撮影:ニッキー・スターキー、2000年) - MOTOAKIとの写真集。

関連人物(楽曲提供・プロデュースなど)

  • 辻仁成
  • いまみちともたか
  • 高橋研
  • 白井良明
  • NOBODY
  • 根岸孝旨
  • 真島昌利
  • 松尾清憲
  • SOBUT
  • 弥吉淳二
  • ベッキー(川村の娘とは原田芳雄宅の餅つき大会で毎年遊んでいる仲だが、川村本人とは2009年3月13日放送の『中居正広の金曜日のスマたちへ』が初対面)
  • 山本潤子
  • BRAHMAN(「NO LIGHT THEORY」(「A MAN OF THE WORLD」、「ETERNAL RECURRENCE」収録)にコーラスとして参加。特にETERNAL RECURENCEに収録されているものは再レコーディングされたもので、川村が参加した生前最後の音源となった)
  • THE STAR CLUB(ライブをブログで取り上げる、「TRIBUTE TO THE STARCLUB featuring HIKAGE」に参加するなど、HIKAGEとは長年の交流があった)
  • 堀内護(元ガロのMARK。田辺エージェンシー系列の事務所に在籍したこともあった為、先輩に当る) 11thシングル「風の生まれる場所から/9時間先の国」(1993年)作曲者
  • THE ALFEE(同じ所属事務所(プロジェクトスリー)に在籍していた時期があった。その当時は、THE ALFEEの妹分的な位置付けであった)
  • 吉川晃司(川村の所属事務所 株式会社アクセルミュージックエンターテイメント代表取締役社長。ミュージカル『SEMPO』で川村の父の上司にあたる杉原千畝も演じた。アルバム『K』でLOVE REAL ACTIONを提供)
  • HIGHWAY61(インディーズ時代の2003年6月に発売したアルバム「Best of HIGHWAY61」にカバーを収録している)
  • 川村秀(父、歴史家)
  • 川村忠(弟、俳優)
  • 谷口賢志(弟の友人、俳優)
  • 川村晃(伯父、芥川賞作家)
  • 杉原千畝(父の上司・父母の仲人、元・駐リトアニア日本領事代理)[24]

参考

  • Kaori Kawamura Web Bioglaphy
  • この人の新宿 川村かおりさん

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 私物を隠されたり、教科書を破かれることもしばしばあった。一部の生徒が「川村かおりを殺す会」と呼称したグループまで作り、時に給食にゴミや害虫などの異物を入れるような酷い仕打ちをしたという。
  2. ^ ソ連上空を領空侵犯した大韓航空機がソ連防空軍の戦闘機に迎撃され撃墜した事件。日本人犠牲者は28人。
  3. ^ 1986年当時の同校芸術選択教科は、美術・音楽・書道の三つから選択。
  4. ^ 後に辻仁成自身(所属バンドECHOESによるセルフカバー)や菅野美穂(ドラマ「愛をください」の役名の「蓮井朱夏」名義)、福山雅治伴都美子沼倉愛美などによりカバーされた。
  5. ^ 赤い鳥(1971年)のカヴァー。
  6. ^ 原作の「青木晶」は川村をイメージしてキャラクター付けされているという。
  7. ^ 前年関節炎と診断された胸の痛みの原因が実際はがんである事が1月に判明、リンパ節の3ヶ所に転移しており、手術が不可能なため点滴での抗がん剤治療を続けている事を明かした[16]
  8. ^ ゲストは鈴木祥子浅井健一高橋研吉川晃司、渡辺俊美、鈴木彩子で、13年ぶりのフルアルバム『K』に参加したメンバーが入れ換わりで演奏した。合間にはオールナイトニッポンの公開録音を行った。
  9. ^ 埋葬式は主教祈祷
  10. ^ a b c ポニーキャニオンのレーベル。
  11. ^ a b c 現・ARIOLA JAPAN
  12. ^ a b c ユニバーサル ミュージックの邦楽レーベル。
  13. ^ 主題歌として「メリーゴーラウンドに乗ってる君のことが好きだよ」を使用の他、挿入歌としてアルバム『ZOO』から「Kids」、『Hippies』から「パイレーツ」をそれぞれ使用。ビデオパッケージによると、原作者である江口寿史本人の希望によって実現した。

出典

  1. ^ a b c d e f g h “BIOGRAPHY”. Kaori Kawamura web. 2018年2月2日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i “川村カオリBIOGRAPHY”. UNIVERSAL MUSIC JAPAN. 2018年2月2日閲覧。
  3. ^ a b c “ロック歌手・川村カオリ献花式“アナスタシア””. ZAKZAK. 夕刊フジ (2009年10月1日). 2018年2月2日閲覧。
  4. ^ “川村カオリの娘(るちあ)の現在(2023)。旦那のモトアキとは離婚。弟の川村忠は俳優?”. アスネタ (バイロンベイ). (2023年8月16日). https://asuneta.com/archives/32199 2023年10月29日閲覧。 
  5. ^ “刈込るちあ”. PUMP management. 2023年10月29日閲覧。
  6. ^ “川村カオリさん通夜に700人”. スポーツ報知 (2009年7月31日). 2009年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月2日閲覧。
  7. ^ LIMI feu(リミフゥ・山本耀司の長女・里美のブランド)、alfredo BANNISTER(アルフレッド・バニスター)、Roen(ロエン)、Candy Stripper(キャンディストリッパー)、HIROMICHI NAKANO(ヒロミチナカノ)、FULLCOUNT(フルカウント)など
  8. ^ a b c “BAND PROFILE”. SORROW OFFICIAL WEBSITE. 2018年2月2日閲覧。
  9. ^ “グラン・トリノ”. 川村カオリ オフィシャルブログ (2009年4月29日). 2018年2月3日閲覧。
  10. ^ a b “FACTORY #0102 SORROW – Profile”. フジテレビ (2003年1月11日). 2018年2月2日閲覧。
  11. ^ 2009年3月13日放送『金スマ波瀾万丈』及び、自伝『Helter Skelter』参考。
  12. ^ a b c d “『川村カオリ作品展 “FACES”』ピンクリボン月間に開催中。”. Techinsight. ウーマンエキサイト (2015年10月3日). 2018年2月2日閲覧。
  13. ^ “川村カオリ、自身の乳がん体験を初告白”. ORICON NEWS (2007年9月30日). 2018年2月2日閲覧。
  14. ^ “『ピンク ピンク ピンク!』開催のお知らせ”. 富士フイルム (2007年8月29日). 2007年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月2日閲覧。
  15. ^ OICON STYLE ニュース 川村カオリ、離婚届は「笑いながら」提出 参考。
  16. ^ “川村カオリ「歌い続けたい」ガン再発を告白”. スポーツ報知 (2008年10月2日). 2008年10月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月2日閲覧。
  17. ^ a b c “川村カオリ、生前最後のステージを収めたライブアルバム”. 音楽ナタリー (2010年5月27日). 2018年2月2日閲覧。
  18. ^ “information”. 川村カオリ公式サイト. 2020年10月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月30日閲覧。
  19. ^ “歌手の川村カオリさん死去、乳がんで闘病”. サンケイスポーツ (2009年7月28日). 2009年7月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月2日閲覧。
  20. ^ “川村カオリさん 翼を広げ 天国へ”. スポニチ. (2009年8月1日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2009/08/01/kiji/K20090801Z00002440.html 2023年9月30日閲覧。 
  21. ^ “川村カオリさん“ロック葬”で天国へ…”. デイリースポーツ. (2009年7月31日). http://www.daily.co.jp/gossip/obituaries/2009/07/31/0002182693.shtml 2011年2月15日閲覧。 [リンク切れ]ただし、出典記事には正教会の用語等につき多くの誤りがあり、これを修正して本項文章を作成。
  22. ^ “川村カオリさん死去…2度の乳がん転移の末”. Sponichi Annex (2009年7月29日). 2009年7月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月2日閲覧。
  23. ^ “映画公式サイト”. https://web.archive.org/web/20010808210855/http://www.696officialgate.com/special/index.html 2022年6月4日閲覧。 
  24. ^ 川村カオリ『ヘルター・スケルター』p.11

外部リンク

  • Kaori Kawamura Web - ウェイバックマシン(2019年9月13日アーカイブ分) - 公式サイト
  • 川村カオリの調子はいいんだけど… - 公式ブログ
  • SORROW - 川村のバンド「SORROW」の公式サイト
  • THE SHINJUKU インタビュー この人の新宿
  • ROYAL PUSSY WEBSITE - 川村がプロデュースしていたウェアブランド「ROYAL PUSSY」の公式サイト
  • GARROT de matou WEBSITE - 川村がプロデュースしていたセレクトショップ「GARROT de matou」の公式サイト
川村カオリ
シングル

1.ZOO - 2.Sweet Little Boy - 3.Hard Rain - 4.MERRY-GO-ROUND - 5.僕たちの国境 - 6.神様が降りて来る夜 - 7.三日月に腰かけて - 8.翼をください - 9.見つめていたい - 10.からっぽの僕 - 11.風の生まれる場所から - 12.Big Beat - 13.HEY HEY - 14.DREAMER DREAMER - 15.Go Home No Home - 16.夏の朝にキャッチボールを - 17.WONDER RAIN - 18.バタフライ 〜あの晴れた空の向こうへ〜

アルバム
オリジナル

1.ZOO - 2.CAMPFIRE - 3.Hippies - 4.Church - 5.Weed - 6.BEATA - 7.BANBITA - 8.K

ベスト

1.川村かおり ベスト・コレクション

ラジオ
関連人物
関連項目

ポニーキャニオン - BMG JAPAN - ユニバーサルミュージック (日本) - プロジェクトスリー

高見沢俊彦 (ボーカル、エレクトリック・ギター) – 坂崎幸之助 (ボーカル、アコースティック・ギター) – 桜井賢 (ボーカル、エレクトリックベース)
三宅康夫 (ボーカル、ギター、脱退)
サポートメンバー(ドラム):- 富岡義弘 - 相沢美彦 - そうる透 - 長谷川浩二 - 吉田太郎
サポートメンバー(キーボード):遠藤誠一 - 山石敬之 - 菊地圭介 - 杉山卓夫 - ただすけ
シングル
THE ALFEEのシングル
オリジナル
70年代
74年
75年

2.青春の記憶 - 府中捕物控 (発売中止)

79年

3.ラブレター - 4.踊り子のように - 5.星降る夜に… - 6.冬将軍

80年代
80年
81年

10.宛先のない手紙 - 11.通り雨

82年
83年

15.暁のパラダイス・ロード - 16.メリーアン

84年
85年
86年
87年
88年
89年

33.恋人の歌がきこえる

90年代
90年
92年
93年

36.Believe - 37.Victory - 38.もう一度君に逢いたい

94年

39.まだ見ぬ君への愛の詩 - 40.COMPLEX BLUE -愛だけ哀しすぎて- - 41.冒険者たち - 42.エルドラド

96年
98年
99年
00年代
00年
01年

49.Juliet

02年

50.太陽は沈まない

03年
04年
05年
06年
07年
08年
09年
10年代
11年

60.Let It Go

12年
13年
14年

64.英雄の詩

16年
17年

66.あなたに贈る愛の歌 - 67.人間だから悲しいんだ

20年代
20年
21年
22年
23年
BE∀T BOYS

1.ショック!!TAKURO23 - 2.HEARTBREAK LONELY RAIN - 3.誰よりもLady Jane - 4.ふたりだけの夜 - 5.エピキュリアン - 6.May Be

コラボレート

1.LOVE AGAIN (加山雄三 featuring THE ALFEE) - 2.座・ロンリーハーツ親父バンド (加山雄三とザ・ヤンチャーズ) - 3.Forever with you~永遠の愛の歌~ (加山雄三&The Rock Chippers)

チャリティ盤

明治学院校歌 - Wings of Freedom

アルバム
THE ALFEEのアルバム
オリジナル
1970年代

1.青春の記憶 - 2.TIME AND TIDE

1980年代
1990年代

14.ARCADIA - 15.JOURNEY - 16.夢幻の果てに - 17.LOVE - 18.Nouvelle Vague - 19.örb

2000年代

20.GLINT BEAT - 21.Going My Way - 22.ONE -Venus of Rock-

2010年代
2020年代

26.天地創造

ベスト (公認)
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代

29.SINGLE CONNECTION & AGR - Metal & Acoustic -

ベスト (非公認)

1.アルフィーが選ぶマイベスト20 - 2.BEST HITアルフィー 全曲集 - 3.ALFEE ベスト20 - 4.14 Best Hits ALFEE - 5.THE ALFEE單曲全集一 - 6.THE ALFEE單曲全集二 - 7.THE ALFEE單曲特集

ライブ
クラシックス
ボックス

1.ALFEE SINGLE BOX - 2.ALFEE CD BOX 10 - 3.TIE-UP 〜Collaboration History〜 - 4.THE ALFEE 40th Anniversary SPECIAL BOX

その他
BE∀T BOYS
The KanLeKeeZ

G.S. meets The KanLeKeeZ

参加作品

60 CANDLES - 坂本九/トリビュートアルバム - We Love Mickey -Happy 70th Anniversary- - さだまさしトリビュート さだのうた - 若大将50年! - 今日までそして明日からも、吉田拓郎 tribute to TAKURO - 北斗の拳 35th Anniversary Album “伝承”

カテゴリ カテゴリ
楽曲
出演番組
※○は放送中
テレビ
ラジオ

オールナイトニッポン坂崎) - ALFEE EXPRESS THE BIG HITS TOMORROW - ○ THE ALFEE 終わらない夢

坂崎のみ
高見沢のみ
関連人物

小室等 - GARO(堀内護日高富明大野真澄) - かまやつひろし - タモリ - 研ナオコ - 由紀さおり - THE JANET松尾一彦大間ジロー) - Skirt堀川由理十川貴美子) - 川村カオリ - 吉田拓郎 - 南こうせつ - KinKi Kids堂本光一堂本剛) - 所ジョージ - 篠原ともえ - ザ・フォーク・クルセダーズ加藤和彦北山修) - 和幸(加藤和彦) - 加山雄三 - さだまさし - 谷村新司 - 井上鑑 - 高橋研 - リンダ・ヘンリック - デイブ・ロジャース - ラリー・ネクテル - Doll's Vox - 笑福亭鶴瓶 - ももいろクローバーZ百田夏菜子玉井詩織佐々木彩夏高城れに) - FANTA(マーティ・フリードマン綾小路翔) - 久保田一竹

関連項目
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