ANA AVATAR XPRIZE

ANA AVATAR XPRIZE(エイ・エヌ・エー アバター エックスプライズ)は、Xプライズ財団によって運営されANAホールディングスをスポンサーとする、先端技術を用いて遠隔で周りの環境や人々と応対ができるアバターロボットを開発するコンテストである。期間は2018年3月からの4年間。賞金総額は1,000万ドル。


なおスポンサーであるANAホールディングスは、ANA AVATAR XPRIZEを含むアバター事業「アバター」を、距離、身体、時間などの制限を超える未来の「瞬間移動手段」と捉え、広くサービスを展開する構想を持つ。視覚聴覚触覚などを備えた、「ANAアバター」を遠く離れた場所から遠隔操作することによって、距離や時間の制限を受けることなくコミュニケーションや行動を実現することを目指した[1]

概要

2018年3月12日(アメリカ東部夏時間)、Xプライズ財団SXSWの会場において、ANAホールディングスをスポンサーとする4年間のグローバル・コンペティション「ANA AVATAR XPRIZE」の開催を発表した。参加チームは、操作者の分身となるアバターロボットを遠隔で操作し、視覚聴覚触覚などで周りの環境や人々を感じ、応対し、行動できる多目的なアバターを開発することが求められた[2]

2022年11月5日、ドイツのチームである「NimbRo」が優勝した[3]

脚注

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  1. ^ “ANA アバター - あらゆる制限を超えて人々を繋ぎ、より良い世界を -”. ANA アバター. ANA. 2018年8月8日閲覧。
  2. ^ “懸賞財団XPRIZEと全日空、賞金総額1,000万米ドルを懸けたアバター開発コンペティションを発表 SXSWでは、発表を記念しクラブイベントを開催”. THE BRIDGE. PRTIMES (2018年3月14日). 2018年8月8日閲覧。
  3. ^ “移動の概念を変える4年間にわたるアバターロボットムーブメント「ANA AVATAR XPRIZE」が決勝を迎え、優勝チームが決定しました|プレスリリース|ANAグループ企業情報”. www.anahd.co.jp (2022年11月6日). 2023年11月17日閲覧。

外部リンク

  • 公式サイト (英語)
  • XPRIZE (英語)
  • ANA AVATAR.com
競技種目

Ansari X Prize - Automotive X Prize - Archon X Prize - Google Lunar X Prize - Wendy Schmidt Oil Cleanup X Challenge - Nokia Sensing XCHALLENGE - Qualcomm Tricorder X PRIZE - Shell Ocean Discovery XPRIZE - ANA AVATAR XPRIZE

主催