鶴川駅

鶴川駅
駅全景(2010年5月)
つるかわ
Tsurukawa
(和光大学 最寄駅)
OH 24 柿生 (1.7 km)
(2.8 km) 玉川学園前 OH 26
地図
所在地 東京都町田市能ヶ谷一丁目6-3
北緯35度34分59秒 東経139度28分52秒 / 北緯35.58306度 東経139.48111度 / 35.58306; 139.48111座標: 北緯35度34分59秒 東経139度28分52秒 / 北緯35.58306度 東経139.48111度 / 35.58306; 139.48111
駅番号 OH25
所属事業者 小田急電鉄
所属路線 小田原線
キロ程 25.1 km(新宿起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗降人員
-統計年度-
[小田急 1]57,563人/日
-2022年-
開業年月日 1927年昭和2年)4月1日
テンプレートを表示

鶴川駅(つるかわえき)は、東京都町田市能ヶ谷一丁目にある、小田急電鉄小田原線である。駅番号OH 25副駅名は「和光大学 最寄駅」。

歴史

年表

かつて相武電気鉄道乗入と、城山線が当駅より分岐する構想があったが、どちらも実現しなかった[4]

駅名の由来

町田市と1958年に合併した鶴川村に設置されたことから、「鶴川」と命名。

駅構造


鶴川駅
配線図
凡例

柿生駅

3 2 1


STRg STRf
STR+l ABZgr STR
PSTR(L) PSTR(R) PSTR(L)
PSTR(L) PSTR(R) PSTR(L)
PSTR(R) PSTR(L)
STRl ABZg+r
STRg STRf

玉川学園前駅

島式ホーム1面2線と単式ホーム1面1線、計2面3線を有する地上駅。上り線のみ待避設備を備え、朝ラッシュ時は当駅で快速急行を待避する各停通勤準急が多い。

駅舎線路北側にあり、跨線橋を経由してホームに出る。跨線橋にはエレベーターが設置されているが、エスカレーターは設置されていない。 下りホーム西端には係員無配置の南口改札口があり、自動券売機自動精算機自動改札機が設置されている。

空調完備の待合室は各ホーム、トイレは北口改札脇に設置されている。以前は上りホームに「Odakyu SHOP」と言う売店が存在したが、2018年(平成30年)10月限りで閉店した。跡地には自動販売機が新設された。

町田市では「東の玄関口」である当駅利便性向上などを目的に駅舎改築を計画しており、整備後は南北自由通路を備えた橋上駅舎に改築予定で、先行して2024年2月に北口駅前広場が再整備された[5]。今後、南口にも駅前広場を整備し、周辺道路の混雑緩和を目的に、南北でバス路線の分割される予定である[6]

  • 駅構内(右側より1番ホーム、2・3番ホーム)
    駅構内(右側より1番ホーム、2・3番ホーム)
  • 北口改札
    北口改札
  • 北口 西側ロータリー
    北口 西側ロータリー
  • 南口改札
    南口改札
  • 駅名標(副駅名設定後)
    駅名標(副駅名設定後)

のりば

ホーム 路線 方向 行先[7]
1 OH 小田原線 下り 小田原片瀬江ノ島方面
2・3 上り 新宿C 千代田線方面

上り線は2番ホームが主本線、3番ホームが待避線である。

待避線が設置された経緯は、帝都高速度交通営団(現・東京地下鉄)千代田線との相互直通運転に伴う、準急列車10両化によるものである。元々、待避線は隣の柿生駅(2面4線・上下線共に待避線を備えていた)に設置されていた。しかし、柿生駅の待避線は8両分のホーム有効長であり、同駅敷地が手狭で、設備改良も困難であることから、当駅に待避設備を設置したものである。後に柿生駅は、待避線が撤去された。2020年2月9日には貸切列車「特急ロマンスカー・ゼルビア号(MSE・4両編成)」が[8][9]2023年(令和5年)7月9日には貸切列車「Victory Super Express・FC町田ゼルビア応援“剛”(VSE・10両編成)」が3番ホームより新宿駅までそれぞれ特別運行された[10]

2012年度(平成24年度)設備投資計画において行先案内表示器新設が盛り込まれた[11]

利用状況

2022年度(令和4年度)の1日平均乗降人員は57,563人であり[小田急 1]、小田急線全70駅中16位。

小田急の急行通過駅としては最も乗降人員が多い。

近年の1日平均乗降乗車人員の推移は以下の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[12]
年度 1日平均
乗降人員[13]
1日平均
乗車人員[14]
出典
1978年(昭和53年) 22,039 [* 1]
1979年(昭和54年) 22,484 [* 2]
1980年(昭和55年) 22,934 [* 3]
1981年(昭和56年) 23,364 [* 4]
1982年(昭和57年) 23,426 [* 5]
1983年(昭和58年) 23,929 [* 6]
1984年(昭和59年) 24,189 [* 7]
1985年(昭和60年) 24,786 [* 8]
1986年(昭和61年) 25,882 [* 9]
1987年(昭和62年) 26,877 [* 10]
1988年(昭和63年) 28,142 [* 11]
1989年(平成元年) 28,589 [* 12]
1990年(平成02年) 29,482 [* 13]
1991年(平成03年) 29,986 [* 14]
1992年(平成04年) 30,586 [* 15]
1993年(平成05年) 31,071 [* 16]
1994年(平成06年) 31,266 [* 17]
1995年(平成07年) 31,126 [* 18]
1996年(平成08年) 31,167 [* 19]
1997年(平成09年) 30,723 [* 20]
1998年(平成10年) 30,956 [* 21]
1999年(平成11年) 30,798 [* 22]
2000年(平成12年) 30,789 [* 23]
2001年(平成13年) 31,060 [* 24]
2002年(平成14年) 62,162 31,444 [* 25]
2003年(平成15年) 63,734 32,230 [* 26]
2004年(平成16年) 64,881 32,885 [* 27]
2005年(平成17年) 66,647 33,729 [* 28]
2006年(平成18年) 68,786 34,822 [* 29]
2007年(平成19年) 71,034 35,896 [* 30]
2008年(平成20年) 69,095 34,849 [* 31]
2009年(平成21年) 68,707 34,614 [* 32]
2010年(平成22年) 68,188 34,288 [* 33]
2011年(平成23年) 67,208 33,786 [* 34]
2012年(平成24年) 68,185 34,274 [* 35]
2013年(平成25年) 69,511 34,951 [* 36]
2014年(平成26年) 68,358 34,279 [* 37]
2015年(平成27年) 69,261 34,710 [* 38]
2016年(平成28年) 69,224 34,668 [* 39]
2017年(平成29年) 69,141 34,622 [* 40]
2018年(平成30年) 69,239 34,677 [* 41]
2019年(令和元年) 68,992 34,522 [* 42]
2020年(令和02年) 46,377 23,241 [* 43]
2021年(令和03年) [小田急 2]51,717
2022年(令和04年) [小田急 1]57,563

駅周辺

駅は能ヶ谷一丁目にあり、町名としての鶴川一 - 六丁目(鶴川団地含む)は駅北西側1 - 3kmにある。

駅北側には鶴川街道東京都道・神奈川県道3号世田谷町田線)があり、交通量が多く幹線道路が交わる交差点が近いため、慢性的な渋滞が発生している。土地区画整理事業の施工と共に狭かった幅員が改良されており、2001年(平成13年)9月には駅北口付近の道路が、拡幅した新道路へ付替えられた[15]

北口東側にはバス・タクシーロータリー小田急マルシェ駐車場などがある。北口西側には一般車送迎ロータリーがあり、小田急マルシェ2 - 3の他、多数の商業ビルやマンション等が建築されている。

駅南側は多くが開発途上である。鶴見川が流れ、その対岸は川崎市麻生区飛地にあたる岡上の町域である。土地利用は、主に住宅が中心。

「鶴川 (町田市)」および「能ヶ谷 (町田市)」も参照

駅周辺の主な施設

バス路線

路線バスは、神奈川中央交通町田営業所多摩営業所)と神奈川中央交通東(橋本営業所)と小田急バス新百合ヶ丘営業所)により運行されている。

1 - 5番のりばと降車場は北口東側、6番と西口降車場は北口西側にある。2024年(令和6年)2月17日より北口東側に新たな交通広場が整備され、仮使用を開始した[5]

乗場 系統 主要経由地 行先 運行事業者
1番 淵24 登戸 (土曜1本のみ) 神奈中東
町50
町54
金井・藤の台団地 町田バスセンター 神奈中
鶴57 榛名坂ヒルズ やくし台センター
2番 鶴21 真光寺 若葉台駅
鶴23 下大蔵 和光学園 (平日1本のみ)
急行 和光学園 (平日のみ)
鶴25 平和台循環
鶴10 千都の杜中央循環 神奈中
小田急
3番 鶴13 鶴川六丁目 鶴川団地
鶴11 センター前 鶴川団地
町50 センター前 鶴川団地 (買物バス) 神奈中
鶴12 センター前 鶴川団地循環 (土休日1本のみ) 小田急
4番 鶴06 こどもの国 三菱ケミカル(平日1本のみ)
鶴07 こどもの国 奈良北団地
鶴09 ことり橋 奈良北団地
直行 野津田公園 (試合開催時のみ) 神奈中
5番 鶴01 フェリシアこども短期大学
鶴08 鶴川緑山住宅循環 神奈中
小田急
鶴26 真光寺公園
6番 淵24 図師 淵野辺駅北口 (土曜1本のみ) 神奈中東
鶴37 図師 淵野辺駅北口 (平日1本のみ) 神奈中
鶴33 川島入口 野津田車庫
鶴66 山王ガーデン 野津田車庫
町53 本町田 町田駅
町36 五反田・図師 町田バスセンター
鶴32 小野路 南野二丁目 (平日1本のみ)
多摩センター駅
多04 豊ヶ丘四丁目 多摩センター駅
鶴31 永山駅 (平日1本のみ)
桜24 永山駅 聖蹟桜ヶ丘駅
西口降車場
  • 途中停留所(鶴川駅西口)扱い
1・2・6番のりば系統・町田バスセンター発町50系統

隣の駅

小田急電鉄
OH 小田原線
快速急行・急行
通過
通勤準急・準急・各駅停車(通勤準急は平日朝上りのみ、準急は平日夜下りのみ)
柿生駅 (OH 24) - 鶴川駅 (OH 25) - 玉川学園前駅 (OH 26)

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 出店テナント一覧・詳細情報は小田急電鉄公式サイト「小田急マルシェ鶴川1%20小田急でショッピング」を参照。
  2. ^ 出店テナント一覧・詳細情報は小田急電鉄公式サイト「小田急マルシェ鶴川2%20小田急でショッピング」を参照。
  3. ^ 出店テナント一覧・詳細情報は小田急電鉄公式サイト「小田急マルシェ鶴川3%20小田急でショッピング」を参照。

出典

  1. ^ 広報まちだ(1990年10月11日発行)』
  2. ^ “広報まちだ 2002年4月11日号”. 町田市 (2002年4月11日). 2021年5月26日閲覧。
  3. ^ 『小田急線・箱根登山線・箱根ロープウェイ・箱根海賊船にて 2014年1月から駅ナンバリングを順次導入します! 新宿駅から箱根・芦ノ湖まで通しのナンバリングにより、わかりやすくご利用いただけます』(PDF)(プレスリリース)小田急電鉄 / 箱根登山鉄道、2013年12月24日。 オリジナルの2021年5月9日時点におけるアーカイブ。https://web.archive.org/web/20210509093516/http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/8052_1284200_.pdf2021年5月9日閲覧 
  4. ^ “小田急多摩線延伸に関する関係者会議報告書 II.小田急多摩線延伸の取組の歩み”. 町田市 (2019年3月). 2022年1月24日閲覧。
  5. ^ a b “新しい鶴川駅北口交通広場の仮使用を開始します”. 町田市 (2024年1月23日). 2024年2月16日閲覧。
  6. ^ 鶴川駅周辺の街づくり - 町田市
  7. ^ “鶴川駅のご案内 駅立体図”. 小田急電鉄. 2023年6月3日閲覧。
  8. ^ 2月9日 「特急ロマンスカー・ゼルビア号」運行 (PDF) - 小田急電鉄
  9. ^ 鶴川発の特急ロマンスカー「ゼルビア号」走る 終点は「J1」 小田急×FC町田ゼルビアで - 乗りものニュース
  10. ^ 7/9’日)東京ヴェルディ戦 ロマンスカー「Victory Super Express ・FC町田ゼルビア応援“剛”」運行詳細決定のお知らせ - FC町田ゼルビア
  11. ^ 2012年度の鉄道事業設備投資計画(2)駅施設改良、サービスの向上 2.行先表示装置の新設 (PDF) - 小田急電鉄(2012年4月27日閲覧)
  12. ^ 町田市統計書 - 町田市
  13. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  14. ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
  15. ^ “鶴川駅前の新都道が開通します”. 広報まちだ (2001年9月1日). 2024年2月11日閲覧。
東京都統計年鑑
  1. ^ 昭和53年
  2. ^ 昭和54年
  3. ^ 昭和55年
  4. ^ 昭和56年
  5. ^ 昭和57年
  6. ^ 昭和58年
  7. ^ 昭和59年
  8. ^ 昭和60年
  9. ^ 昭和61年
  10. ^ 昭和62年
  11. ^ 昭和63年
  12. ^ 平成元年
  13. ^ 平成2年
  14. ^ 平成3年
  15. ^ 平成4年
  16. ^ 平成5年
  17. ^ 平成6年
  18. ^ 平成7年
  19. ^ 平成8年
  20. ^ 平成9年
  21. ^ 平成10年 (PDF)
  22. ^ 平成11年 (PDF)
  23. ^ 平成12年
  24. ^ 平成13年
  25. ^ 平成14年
  26. ^ 平成15年
  27. ^ 平成16年
  28. ^ 平成17年
  29. ^ 平成18年
  30. ^ 平成19年
  31. ^ 平成20年
  32. ^ 平成21年
  33. ^ 平成22年
  34. ^ 平成23年
  35. ^ 平成24年
  36. ^ 平成25年
  37. ^ 平成26年
  38. ^ 平成27年
  39. ^ 平成28年
  40. ^ 平成29年
  41. ^ 平成30年
  42. ^ 平成31年・令和元年
  43. ^ 令和2年
小田急電鉄の1日平均利用客数
  1. ^ a b c “鉄道部門:駅別乗降人員・輸送人員ほか”. 小田急電鉄. 2023年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月3日閲覧。
  2. ^ “鉄道部門:駅別乗降人員・輸送人員ほか”. 小田急電鉄. 2023年3月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月3日閲覧。

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、鶴川駅に関連するカテゴリがあります。

外部リンク

  • 小田急電鉄 鶴川駅