西灘駅

曖昧さ回避 この項目では、阪神電気鉄道の駅について説明しています。かつて同名を称した阪急電鉄の駅については「王子公園駅」をご覧ください。
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西灘駅
駅舎
にしなだ
Nishinada
HS 28 大石 (0.6 km)
(0.6 km) 岩屋 HS 30
地図
所在地 神戸市灘区都通五丁目5番1号
北緯34度42分21.34秒 東経135度13分29.29秒 / 北緯34.7059278度 東経135.2248028度 / 34.7059278; 135.2248028 (西灘駅)座標: 北緯34度42分21.34秒 東経135度13分29.29秒 / 北緯34.7059278度 東経135.2248028度 / 34.7059278; 135.2248028 (西灘駅)
駅番号 HS29
所属事業者 阪神電気鉄道
所属路線 本線*
キロ程 29.1 km(大阪梅田起点)
駅構造 地上駅(盛土駅・一部高架駅[1]
ホーム 2面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
2,792人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1927年昭和2年)7月1日[1] **
備考 * このほか国道線[1]1974年廃止)
** 1991年4月7日 - 1998年2月15日の間は山陽電鉄線からの直通全列車通過
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西灘駅(にしなだえき)は、兵庫県神戸市灘区都通五丁目にある、阪神電気鉄道本線[1]。駅番号はHS 29

歴史

2017年現在は阪神本線のみの駅であるが、1927年から1974年までガード下の国道2号(阪神国道)を路面電車阪神国道電軌阪神国道線が走っていた。国道電軌の開業と同時に当駅は開設され、本線と国道電軌→国道線の乗換駅として機能した。ただし線路はつながっていなかった。

1991年から1998年まで、山陽電気鉄道から乗り入れる全列車 (山陽各駅停車も含む) が当駅を通過していたことがあった。その理由として、山陽の車両と阪神の普通用車両(ジェットカー)とでは起動加速度に大きな差があるため時間調整が必要であったことと、阪神・淡路大震災前はホーム有効長が4両編成分しかなく、山陽に一部存在した6両編成に対応できなかったことなどが挙げられる。ただしホーム有効長が6両編成分になってからも1998年まで通過は継続された。なお山陽では普通電車については車内アナウンス等で「各駅停車」の呼称ではなく「普通車」の呼称を使用しているが、これは当駅通過以前からであり、この通過とは関係ない。

また、1936年4月から1984年5月までは阪急電鉄神戸本線にも同名の西灘駅が存在していた。同年6月以降に阪急の駅は王子公園駅へ改称されている。

年表

  • 1927年昭和2年)7月1日:阪神国道電軌(後の阪神国道線)開業と同時に、本線の大石駅 - 岩屋駅間に駅開設[1]
  • 1969年(昭和39年)12月14日:国道線の当駅 - 東神戸間0.6kmを廃止。
  • 1974年(昭和49年)3月17日:国道線の上甲子園 - 当駅間を廃止。本線のみの駅となる。
  • 1991年平成3年)4月7日:山陽電気鉄道の列車は普通を含めて全列車通過となる。
  • 1995年(平成7年)
    • 1月17日阪神・淡路大震災が発生し阪神本線運休。当駅も一時営業中止。
    • 3月1日:当駅 - 岩屋駅間運転再開により営業再開(元の場所の岩屋方面に(岩屋公園北側)仮ホームを設置)[1]
    • 6月22日:現駅舎が全面復旧[1](高架下りホームの使用を開始)。
    • 6月26日:御影駅 - 当駅間運転再開[1]。これをもって阪神本線は全線復旧となる[1]
  • 1998年(平成10年)2月15日:山陽電気鉄道の列車が停車再開。
  • 2001年(平成13年)3月10日:山陽電気鉄道の直通特急以外の列車の阪神本線への乗り入れが三宮駅(現・神戸三宮駅)以西のみに短縮され、当駅への停車がなくなる。
  • 2006年(平成18年)10月28日準急の当駅への乗り入れがなくなり、全ての優等列車の通過駅となる。
  • 2014年(平成26年)4月1日駅番号導入[2][3]

駅構造

改札口

相対式ホーム2面2線を有する地上駅(一部高架駅)[1]分岐器絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。駅舎(改札口)は梅田寄りの1か所のみで1階にあり、ホームは2階にある[1]

のりば

西灘駅を通過する山陽直通特急
番線 路線 方向 行先
1 本線 上り 尼崎・大阪(梅田)・難波奈良方面
2 下り 神戸(三宮)明石姫路方面

実際には構内に上記ののりば番号表記はないが、公式サイトの構内図では上りホームが1番線、下りホームが2番線とされている。ホーム有効長は19m級の阪神車両6両編成分であるが、現行ダイヤでは6両編成の営業列車の停車はない。また21m級の近畿日本鉄道車両6両編成は停車できない。

西灘駅配線略図

梅田方面
西灘駅配線略図
三宮・元町方面
凡例
出典:[4]


駅周辺

バス路線

阪神バス

隣の駅

阪神電気鉄道
本線
直通特急・特急・快速急行
通過
普通
大石駅 (HS 28) - 西灘駅 (HS 29) - 岩屋駅 (HS 30)

かつて存在した路線

阪神電気鉄道
国道線
大石川駅 - 西灘駅 - 東神戸駅

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 『兵庫の鉄道全駅 私鉄・公営鉄道』神戸新聞総合出版センター、2012年12月10日、30頁。ISBN 9784343006745。 
  2. ^ 『阪神「三宮」を「神戸三宮」に駅名変更、駅ナンバリングを導入し、すべてのお客さまに分かりやすい駅を目指します』(PDFlink)(プレスリリース)阪神電気鉄道株式会社、2013年4月30日。 オリジナルの2016年4月8日時点におけるアーカイブ。https://megalodon.jp/2016-0408-0105-08/www.hankyu-hanshin.co.jp/ir/data/SR201304304N1.pdf2016年4月8日閲覧 
  3. ^ “[アラカルト]3月20日=兵庫 ◆駅ナンバリング、神鉄が導入”. 読売新聞(大阪朝刊) (読売新聞大阪本社): p. p.32. (2014年3月20日) 
  4. ^ 『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第7巻 大阪エリア-神戸駅』川島令三 編著、講談社〈図説 日本の鉄道〉、2009年。ISBN 978-4-06-270017-7。  27頁

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、西灘駅に関連するカテゴリがあります。

外部リンク

  • 西灘駅(路線図・駅情報) - 阪神電気鉄道

(大阪梅田 - 元町間:本線、元町 - 西代間:神戸高速線)
大阪梅田 - *出入橋 - 福島 - 野田 - 淀川 - 姫島 - 千船 - (*千船信号場) - 杭瀬 - 大物 - (大阪難波大阪上本町近鉄奈良方面<<)尼崎 - 出屋敷 - 尼崎センタープール前 - 武庫川 - (武庫川信号場) - 鳴尾・武庫川女子大前 - 甲子園 - 久寿川 - 今津 - *西宮東口 - 西宮 - 香櫨園 - (堀切信号場) - 打出 - 芦屋 - 深江 - 青木 - 魚崎 - 住吉 - 御影 - 石屋川 - 新在家 - 大石 - 西灘 - 岩屋 - 春日野道 - 神戸三宮 - 元町 - 西元町 - 高速神戸 - 新開地 - 大開 - 高速長田 - 西代(>>山陽姫路方面
1933年路線切替区間: 岩屋(旧) - 岩屋東口 - 岩屋西口 - 脇ノ浜 - 春日野道 - 新生田川 - 三ノ宮 - 滝道
*打消線は廃駅