神奈川県立衛生短期大学

神奈川県立衛生短期大学
大学設置/創立 1967年
廃止 2004年
学校種別 公立
設置者 神奈川県
本部所在地 神奈川県横浜市旭区中尾1-5-1
学部 衛生看護科
衛生技術科[注釈 1]
研究科 保健学専攻
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神奈川県立衛生短期大学(かながわけんりつえいせいたんきだいがく、英語: Kanagawa Prefectural Junior College of Nursing & Medical Technology[1])は、神奈川県横浜市旭区中尾1-5-1に本部を置いていた日本公立大学である。1967年に設置され、2004年に廃止された。大学の略称は衛短。

概要

大学全体

教育および研究

  • 神奈川県立衛生短期大学は医療技術者の育成に力をいれていた。近隣の神奈川県立がんセンターや県衛生研究所での臨床実習も行われていた。

学風および特色

  • 神奈川県立衛生短期大学は、全国に先駆けて2年制の看護系学科を設置していたところに特色があり[4][5]、開学以来高等学校卒業者で准看護師資格を有する人を対象としていた[6]。養護教諭の養成にもあたっていた[7]
  • 年度にもよるが、衛生技術科の入試競争率は10倍前後であった[8]
  • 男女共学であったが、女子学生の方が圧倒的に多かった。

沿革

基礎データ

所在地

  • 神奈川県横浜市旭区中尾1-5-1[25]

象徴

  • 神奈川県立衛生短期大学のカレッジマークには縦に「大学」・横に「衛生」の文字が記されていた[28]

教育および研究

組織

学科

専攻科

  • 保健学専攻:看護師資格を有する人が、その基礎資格を活かしてさらに新たな資格をめざすための課程であった。1990年度入学生までは、衛生看護科養護コースで取得できた。

別科

  • なし

取得資格について

受験資格

教職課程

  • 養護教諭一種免許状:専攻科保健学専攻にて、保健師資格を取得した上で申請により取得でた。なお、1990年度以前は本科である衛生看護科養護コースにて二種が取得できた。

大学関係者と組織

大学関係者一覧

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歴代学長

施設

キャンパス

  • 神奈川県立衛生短期大学には学生寮はなく、遠隔地出身者は短大から斡旋されたアパートを利用していた[31]

対外関係

系列校

卒業後の進路について

就職について

  • 衛生看護科:看護職として病院に就職する人が大半だった。国公立病院や大学病院、総合病院など大手の病院が多かった[32]
  • 衛生技術科:専門職として病院に勤務する人、専門性を活かして企業の研究員として就職する人がいた[33]

編入学・進学実績

  • 衛生看護科卒業生は、神奈川県立衛生短期大学専攻科へ進学した人もいた。ほか、衛生看護科は杏林大学、衛生技術科は東京医科歯科大学への編入学実績がある。なお、本短期大学は杏林大学の編入推薦制度に指定されていた[34]

附属学校

注釈

注釈グループ

  1. ^ a b 募集は2001年度まで
  2. ^ 2002年度時点では、短期大学の本科の学生募集を行っていた実績がある[24]。翌年度以後は学生募集を停止し[25]四大へ水増し。

補足

  1. ^ 但し、衛生技術科は2001年度まで。
  2. ^ 現在の文部科学省
  3. ^ 学生数 123[13]/入学定員120名[14]
  4. ^ のちの衛生技術科のこと。当時は入学定員80名を構想していた。
  5. ^ 入学定員30名を構想。
  6. ^ うち4。
  7. ^ 入学定員30名。当年度は全国的な学園紛争により余儀なく前年度5月1日時点でのデータとなっている[18]ため、衛生技術科の数値は入学定員となっている[19]。ちなみに、1970年度は56[注 6]となっている[20]
  8. ^ 入学定員30名[23]
  9. ^ 入学定員120名[29]
  10. ^ 入学定員30名[30]

出典

  1. ^ 神奈川県立衛生短期大学'1978.
  2. ^ 衛生行政の概要 昭和49年度より。
  3. ^ 大学資料 (31)より。
  4. ^ 日本教育年鑑 1968年版より。
  5. ^ 神奈川県行政年報 昭和47年度より。
  6. ^ 衛生行政の概要 昭和42年度より。
  7. ^ 衛生行政の概要 昭和42年度より。
  8. ^ 神奈川県立衛生短期大学'1999, p. 2.
  9. ^ 神奈川県議会会議録 昭和41年2-6月定例会より。
  10. ^ 神奈川県教育年報 昭和40年度より。
  11. ^ 短期大学一覧 昭和42年度 (短期大学資料)より。
  12. ^ 全国公立短期大学協会三十年誌より。
  13. ^ 全国学校総覧 昭和43年版より。
  14. ^ 全国短大・高専職員録 昭和42年版より。
  15. ^ 神奈川年鑑 昭和43年度版より。
  16. ^ 神奈川県議会会議録 昭和42年9-12月定例会より。
  17. ^ 短期大学一覧 昭和44年度 (短期大学資料)より。
  18. ^ 全国学校総覧 昭和45年版-総目次-より。
  19. ^ 全国学校総覧 昭和45年版より。
  20. ^ 全国学校総覧 昭和46年版より。
  21. ^ 短期大学一覧 昭和52年度より。
  22. ^ 文教協会'1992.
  23. ^ 文教協会'2001.
  24. ^ 文教協会'2002.
  25. ^ a b 文教協会'2003.
  26. ^ 文教協会'2004.
  27. ^ 文教協会'2011, p. 247.
  28. ^ a b c 神奈川県立衛生短期大学'1999, p. 12.
  29. ^ 全国学校データ研究所'2002NP, p. 00.
  30. ^ 全国学校データ研究所'2001NP.
  31. ^ a b 神奈川県立衛生短期大学'1999, p. 6.
  32. ^ 神奈川県立衛生短期大学'1999, p. 3.
  33. ^ 神奈川県立衛生短期大学'1999, p. 4.
  34. ^ 旺文社'2000.05, p. 432.
  35. ^ 看護二十年史より。

参考文献

  • 神奈川県立衛生短期大学『概要 1978』神奈川県立衛生短期大学。https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I105888089-00 
  • 神奈川県立衛生短期大学『2000(平成12年度)神奈川県立衛生短期大学大学案内・募集要項』神奈川県立衛生短期大学。 
  • 文部省『全国短期大学高等専門学校一覧 平成4年度』文教協会。https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I072315626-00 
  • 『短大・学科内容案内号 2001 2001年受験用』旺文社。https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I052807214-00 
  • 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成13年度』文教協会。https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I064919794-00  
  • 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成14年度』文教協会。https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I064919773-00  
  • 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成15年度』文教協会。https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I064919785-00  
  • 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成16年度』文教協会。https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I064919763-00  
  • 文部科学省『全国短期大学高等専門学校一覧 平成23年度』文教協会。https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I041013387-00 
  • 全国学校データ研究所『全国学校総覧 2002年版国公立編』原書房。https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I005587342-00 
  • 全国学校データ研究所『全国学校総覧 2003年版国公立編』原書房。https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I005856767-00 

関連項目

関連サイト

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