石川県における2019年コロナウイルス感染症の流行

石川県における新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の流行

疾病	新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)
ウイルス株	SARSコロナウイルス2 (SARS-CoV-2)
場所	日本 石川県
出現した日付	2020年2月21日[1]
確定症例数	50,120人[2]
重篤症例数	2人[2]
回復者数	46,146人[2]
死者数	193人[2]

石川県における2019年コロナウイルス感染症の流行（いしかわけんにおける2019ねんコロナウイルスかんせんしょうのりゅうこう）では、日本における新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の流行のうち、石川県内での流行について述べる。

感染者数

石川県の新型コロナウイルス感染確認事例数 (

• 表
• 話
• 編
• 歴

) ^[3]
2021年1月29日時点、国籍を問わず

居住市町 / 地域	感染	死亡	備考
17000合計（全体）	1451	58	死亡者のうち5人の居住地は未公表。
17201金沢市	610	19	能美市内で感染が確認された同市在住の1人を含む。	[4]
17202七尾市	7			[5]
17203小松市	188	5	金沢市内で感染が確認された同市在住の1人、能美市内で感染が確認された同市在住の1人を含む。	[6]
17204輪島市	11			[7]
17206加賀市	77		能美市内で感染が確認された同市在住の2人、小松市内で感染が確認された同市在住の1人を含む。	[8]
17207羽咋市	7			[9]
17209かほく市	90	23	同市内の病院に入院していた患者56人を含む。 金沢市内で感染が確認された同市在住の4人を含む。	[10]
17210白山市	142	2	金沢市内で感染が確認された同市在住の3人、小松市内で感染が確認された同市在住の1人、能美市内で感染が確認された同市在住の1人を含む。	[11]
17211能美市	111	4	金沢市内で感染が確認された同市在住の1人を含む。	[12]
17212野々市市	68		金沢市内で感染が確認された同市在住の4人を含む。	[13]
17324川北町	14			[14]
17361津幡町	29		金沢市内で感染が確認された同町在住の4人を含む。	[15]
17365内灘町	15		金沢市内で感染が確認された同町在住の3人を含む。	[16]
17384志賀町	5			[17]
17386宝達志水町	15			[18]
17407中能登町	4			[19]
17461穴水町	18			[20]
17463能登町	10		金沢市内で感染が確認された同町在住の1人を含む。	[21]
X1他都道府県	30		東京都 感染1（加賀市 1） 不明 感染29（金沢市 3、加賀市 1）

流行の動向

2020年

2月

• 2月21日 - 東京都に出張していた石川県産業創出支援機構勤務の石川県職員の感染が確認された。石川県内初の症例となった^[22][23]。
• 2月27日 - パリ出張から帰国した小松マテーレの社員の感染が確認された^[24]。

4月

• 4月3日 - 北鉄金沢バス野々市営業所に勤務する男性社員など男性4名の感染が確認された^[25]。同社では、路線バス減便などの措置がとられ県民の足に影響が出た^[25]。
• 4月4日 - 金沢市議の松村理治（としじ）や北鉄金沢バス運転手の男性2人など男女8人が新型コロナウイルスに感染したと発表された^[26]。
• 4月9日 - 岐阜市を訪れていた金沢市の岡部病院の医師ら4人の感染が確認された^[27]。
• 4月12日 - 金沢市、かほく市、野々市市、内灘町に住む金沢市内にある中日本高速道路のグループ会社の6人の感染が確認された^[28][29]。また、岡部病院の関係者5人目の感染が確認された^[28][29]。
• 4月19日 - かほく市の二ツ屋病院の介護職員の感染が確認され、同病院初の感染者となった^[30]。

6月

• 6月22日 - 東京都在住の女性が北陸新幹線を利用して加賀市へ帰省後に感染したことが明らかとなった^[31]。県内では15日ぶりの感染者確認となった^[31]。

7月

• 7月17日 - 直近で東京へ帰省していた金沢大学生の感染が明らかとなった^[32]。県内では、25日ぶりの感染者確認となった^[32]。
• 7月21日 - 17日に感染が発表された学生の濃厚接触者3人の感染が確認され、県はクラスター発生と認定した^[33][34]。

8月

• 8月8日 - 7月30日の日中に県内の飲食店で開かれたカラオケ大会の参加者ら13人の感染が確認されたため、県は県内8例目のクラスターが発生したと認定した^[35][36][37]。
• 8月9日 - カラオケ大会のクラスターなどで、1日あたりではこれまで最多となる22人の感染が確認された^[38][39]。

2021年

1月

• 1月7日 - 穴水町の石川宣雄町長の感染が確認され、県内の首長として初の感染者となった^[40]。

5月

• 5月9日 - 石川県は感染状況の悪化を受けて、県独自の緊急事態宣言を発出した。期間は当初5月31日まで^[41]の予定であったが、後に6月13日まで延長された。
• 5月26日 - 石川県内の累計死者数が100人を超えた^[42]。

2022年

• 1月25日 - 石川県の累計感染者数が10,000人を超えた^[43]。
• 5月17日 - 石川県の累計感染者数が50,000人を超えた^[44]。

集団感染（クラスター）発生事例

2020年8月9日時点で、県内で合計8つのクラスターが発生した^[34][37][45]。

金沢市飲食店

2020年4月10日、金沢市内の飲食店関係者11人の感染が確認された^[46]。

中日本高速道路

2020年4月22日までに、金沢市にある同社グループ会社の社員及び関係者20人の感染が確認された。クラスターの発生により、同社の金沢、福井事務所が閉鎖された^[47]。

加賀東芝エレクトロニクス

2020年4月27日までに、能美市にある加賀東芝エレクトロニクスの社員及び関係者20人の感染が確認された^[48]。

金沢大学

2020年7月21日までに学生や家族計4人の感染が確認されたため、県はクラスターが発生したと認定した^[33][34]。

県内の飲食店

2020年8月8日までに、7月30日の日中に県内の飲食店で開かれたカラオケ大会の参加者やその家族ら13人の感染が確認されたため、県は8日にクラスターと認定した^[35][36][37]。いわゆる｢昼カラ｣でのクラスターは県内初となった^[37]。

日本航空高校石川

2020年5月25日までに感染者の生徒の同居者を含めた53人の感染が確認され、大規模クラスターに発展した^[49]。

病院（院内感染）

岡部病院

2020年4月12日に岡部病院の関係者5人目の感染が確認されたため、県はクラスター発生と認定した^[28][29]。

二ツ屋病院

2020年4月19日の初症例が確認された以降、6月5日までに同病院の関係者86人の感染が確認された^[50]。

脚注

関連項目

• 日本における2019年コロナウイルス感染症の流行状況
  • 日本における2019年コロナウイルス感染症の流行のタイムライン
  • 日本における2019年コロナウイルス感染症による社会・経済的影響
  • 2019年コロナウイルス感染症の流行に対する日本の行政の対応
• クラスター (疫学)

外部リンク

• 新型コロナウイルス感染症について - 石川県
• 石川県 新型コロナウイルス感染症対策サイト - 石川県