善光寺駅

曖昧さ回避 当駅は長野県長野市にある善光寺の最寄り駅ではありません。正しい最寄駅は「善光寺下駅」です。
曖昧さ回避 この項目では、山梨県甲府市にある駅について説明しています。その他の「善光寺」を駅名に含む駅については「善光寺 (曖昧さ回避)#鉄道駅」をご覧ください。
善光寺駅
駅出入口(2022年10月)
ぜんこうじ
Zenkōji
南甲府 (2.3 km)
(0.9 km) 金手
地図
所在地 山梨県甲府市善光寺一丁目
北緯35度39分36.1秒 東経138度35分21.1秒 / 北緯35.660028度 東経138.589194度 / 35.660028; 138.589194座標: 北緯35度39分36.1秒 東経138度35分21.1秒 / 北緯35.660028度 東経138.589194度 / 35.660028; 138.589194
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 CC 身延線
キロ程 86.3 km(富士起点)
電報略号 セコ
駅構造 地上駅(盛土上)
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度-
426人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 1928年昭和3年)3月30日[1]
備考 無人駅
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善光寺駅(ぜんこうじえき)は、山梨県甲府市善光寺一丁目にある、東海旅客鉄道(JR東海)身延線甲斐善光寺の最寄り駅である。

通常は普通列車のみが停車するが、甲斐善光寺の参詣が多い時期には特急「ふじかわ」が臨時停車する場合もある。

歴史

当駅開業前、併走する中央本線に2箇月間のみ仮停車場(臨時駅)が開設されたことがあった[2]

年表

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅。かつては駅員が配置され駅舎も存在したが、1983年(昭和58年)に無人化され、その後駅舎が火災により焼失した。現在は、建築物としては土手の上のホームに行くための屋根付階段と、ホーム上にある小さな待合所があるのみとなっている。

かつてはホーム上に男女兼用トイレがあったが撤去されたため、現在当駅にトイレは無い。そのため、当駅発のさわやかウォーキングなどのイベントが開催されて多数の乗降客が予想される場合、列車内のトイレで予め用を済ませるよう、当駅到着前に車内放送で注意告知されることがある。

南甲府駅管理の無人駅である。

線路はカーブで築堤の上を走っており、列車4両分の長さのホームがその脇にある。ホームがあるのは線路北側である。身延線が中央本線から分かれて南に進み始めるすぐの場所にあるので、当駅と中央本線列車双方からお互いが見える。

ホームから外へは階段若しくは坂道で築堤を下る。駅の周りの土手にはサクラ及びアジサイが植えられている。

  • ホーム(2012年9月)
    ホーム(2012年9月)

利用状況

1日平均乗車人員は以下の通り[6]

乗車人員推移
年度 1日平均人数
2006 306
2007 331
2008 350
2009 346
2010 340
2011 353
2012 357
2013 374
2014 377
2015 408
2016 414
2017 406
2018 426

駅周辺

善光寺駅付近の空中写真。画像中央、鉄道(身延線)との交差部の左側がクランク状になっているのが分かる。(1975年撮影)
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

築堤の上に設けられた駅を出ると、身延方面の列車はそのまま駅の南方で下を走る国道411号(甲州街道)を鉄橋で渡ることになる。当駅は国道からは小さな路地を入ったところにあり、国道からは位置が大変分かりにくいため、この鉄橋には「善光寺駅」と書かれた看板とペイントが掲げられている。

ホームからは、鍵形(クランク状)に曲がっている甲州街道(城東通り)が見える。道路が鍵形に曲がっていることを鍵の手と言い、これは城下町の道作りの基本とのことである。

国道に出て左に100m程行くと、北側に分岐する道があるが、これが甲斐善光寺の参道である。今はこの辺りにも住宅が立ち並んでいるが、一直線に善光寺に向かう参道が昔の面影を残している。参道へ向かう途中、中央本線のガード下付近に地蔵が祀られており、ガード下地蔵と呼ばれている。

参道を500m程行くと甲斐善光寺に至る。甲斐善光寺へは中央本線酒折駅からも近いが、当駅からの方が道は分かりやすい。

バス路線

身延線の高架と交差する地点の国道411号上に一般路線バス及び中央高速バスバス停留所がある。停留所名は山梨交通の一般路線バスが「善光寺入口」、富士急バスの一般路線バスと中央高速バスが「善光寺」となっている。

隣の駅

東海旅客鉄道(JR東海)
CC 身延線
南甲府駅 - 善光寺駅 - 金手駅

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「飯田線・身延線・小海線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第3号、朝日新聞出版、2009年7月26日、22-23頁。 
  2. ^ a b c 停車場変遷大事典、182頁
  3. ^ a b 停車場変遷大事典、93頁
  4. ^ “「通報」●身延線源道寺駅ほか2駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1983年4月8日) 
  5. ^ 『【社長会見】TOICA利用エリアの拡大について』(プレスリリース)東海旅客鉄道、2023年12月21日。 オリジナルの2023年12月21日時点におけるアーカイブ。https://web.archive.org/web/20231221130449/https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000043119.pdf2023年12月21日閲覧 
  6. ^ 山梨県統計年鑑 - 山梨県

参考文献

  • 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年。ISBN 978-4-533-02980-6。 

関連項目

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