仲井陽

仲井 陽(なかい みなみ、男性1979年5月6日- )は石川県小松市出身の脚本家アニメーション作家。

来歴

早稲田大学社会科学部中退。大学在学中に演劇・映画団体であるケシュ ハモニウムを旗揚げし、作・演出・監督を務める。2005年、仲井希代子とともにアートユニット、ケシュ#203を結成。NHK Eテレ100分de名著』などの番組内アニメーションを担当する。2016 年にケシュ#203として制作したオリジナル短編アニメーション 『FLOAT TALK』が、オランダ国際アニメーション映画祭、シュトゥットガルト国際アニメーション映画祭などでオフィシャルセレクションに選出された。 その一方で脚本家としても精力的に活動し、2015年に立ち上げた架空の町が舞台の短編演劇連作『タヒノトシーケンス』では脚本・演出を担当。

脚本を手掛けた NHK BSプレミアムのドキュメントドラマ『小野田さんと、雪男を探した男 ~鈴木紀夫の冒険と死~』が第44回放送文化基金賞奨励賞・第34回ATP賞奨励賞を受賞。

同じく脚本を手掛けたカンテレのドッキリ×ドラマバラエティ『知らないのは主役だけ』が2020年度ギャラクシー賞・奨励賞を受賞。

主な作品

アニメーション(ケシュ#203名義)

テレビ番組

オリジナルアニメーション

  • FLOAT TALK(2016年)

脚本

テレビドラマ

  • 大阪環状線 ひと駅ごとの愛物語 part2 天満駅編『妻の霊がカツラに取り憑いた男』(カンテレ 2017年)
  • ちょい☆ドラ2017 『もうひとつのドキュメント 72 時間幻の10 分』構成 (NHK総合 2017年)
  • 小野田さんと、雪男を探した男 ~鈴木紀夫の冒険と死~ (NHK BSプレミアム 2018年)
  • 大阪環状線 part4 ひと駅ごとのスマイル 西九条駅編『おとうちゃんといっしょ』(カンテレ 2018年)
  • 探偵・由利麟太郎 第3話 (カンテレ 2020年) ※小林弘利との共同脚本
  • 知らないのは主役だけ(カンテレ 2020年)
  • スピルバーグの子どもたち(WOWOW 2021年)
  • ショート・プログラム『どこ吹く風』(Amazon Prime Video 2022年)

ラジオドラマ

  • NHK FMシアター『引き出したのなら 仕舞っておいて』[1](2015年)

舞台

  • タヒノトシーケンス vol.1『透明な動物と夜通し歩き回る』脚本・演出 (2015年)
  • タヒノトシーケンス vol.2『巨大ないきもの、囁きながら眠る』脚本・演出 (2017年)[2]

受賞歴

  • オランダ国際アニメーション映画祭 2017 オフィシャルセレクション 『FLOAT TALK』
  • シュトゥットガルト国際アニメーション映画祭 2017(パノラマ部門) オフィシャルセレクション 『FLOAT TALK』
  • アニマニマ国際アニメーション映画祭2017 オフィシャルセレクション 『FLOAT TALK』
  • 韓国 Indie-Anifest2017 オフィシャルセレクション 『FLOAT TALK』
  • 第44回放送文化基金賞奨励賞 『小野田さんと、雪男を探した男~鈴木紀夫の冒険と死~』[3]
  • 第34回ATP賞奨励賞 『小野田さんと、雪男を探した男~鈴木紀夫の冒険と死~』[4]
  • 第58回ギャラクシー賞奨励賞『知らないのは主役だけ』[5]
  • PFFアワード2002 入選 『グレゴリオ』[6]
  • 第三回JCF学生映画祭グランプリ 『鵺譚』[7]
  • 第一回早稲田学生文化賞[8]

脚注

  1. ^ “引き出したのなら 仕舞っておいて | NHK オーディオドラマ”. www.nhk.or.jp. 2018年12月9日閲覧。
  2. ^ TRPGで構築した架空の地方都市「タヒノト」、奇妙な日常オムニバス第2弾
  3. ^ “第44回放送文化基金賞 受賞一覧・記者発表(受賞のことば) | 放送文化基金賞 | HBF 公益財団法人放送文化基金”. www.hbf.or.jp. 2018年12月9日閲覧。
  4. ^ “第34回 ATP賞テレビグランプリ| 一般社団法人 全日本テレビ番組製作社連盟”. www.atp.or.jp. 2018年12月9日閲覧。
  5. ^ “カンテレ制作「知らないのは主役だけ」が 第58回ギャラクシー賞奨励賞を受賞 | 企業情報”. 関西テレビ放送 カンテレ. 2021年5月3日閲覧。
  6. ^ グレゴリオ|監督:仲井 陽
  7. ^ 第14回JCF学生映画祭過去のスカラシップ(第14回)
  8. ^ 早稲田学生文化賞受賞者一覧

公式サイト

  • ケシュ#203