ラッピ

曖昧さ回避 この項目では、フィンランドの伝統州について説明しています。
  • 現在のフィンランドの県については「ラッピ県」をご覧ください。
  • 1938年から2009年まで存在したフィンランドの州については「ラッピ州」をご覧ください。
  • スカンジナビア半島北部からコラ半島に至る地域については「ラップランド」をご覧ください。
  • ラッピが愛称の、北海道函館市を中心とした道南地区で展開するハンバーガーショップチェーンについては「ラッキーピエロ」をご覧ください。
ラッピ
Lappi
Lappland


州章

ラッピの位置
(最上部の茶色の地域)

ラッピ、もしくはラッピ州 (ラッピしゅう、フィンランド語: Lappiスウェーデン語: Lappland)は、フィンランド伝統州。スウェーデン名からラップランド、ラテン名のLaponiaから、ラポニアとも呼ばれる。現在のフィンランドの最北の地域であり、ラップランドに属する。南で伝統州のポフヤンマーと接している。西にはスウェーデンノールボッテン県、北でノルウェートロムス県フィンマルク県、東でロシア連邦ムルマンスク州と接している。現在のフィンランドでは、ラッピの全域は、ポフヤンマー最北部も県域とするラッピ県の県域に含まれている。

行政

ラッピの地域は、スウェーデン支配下のフィンランドにおいては、スウェーデンラップランド地方の一部を構成していたが、1809年に他のフィンランドの地域と同様に、ロシア帝国へと割譲された。その後、フィンランド大公国が建国され、ラッピはフィンランド大公国領となった。州としては、オウル州に所属していた。その後、1938年にラッピを含むオウル州北部がラッピ州として分離する。その後、長らくラッピ州がラッピの地域を管轄していたが、2010年1月1日にフィンランド全州が廃止され[1]、現在はラッピ県がラッピの地域を管轄している。

また、ラッピの地域はサーミ人居住地域であり、現在のフィンランド・ラッピ県では、サーミ人組織がラッピ県の行政組織と並行して存在している。

脚注

  1. ^ “New regional administration model abolishes provinces in 2010”. HELSINGIN SANOMAT. 2011年8月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年7月15日閲覧。

関連項目