ピアノ協奏曲第1番 (メンデルスゾーン)

音楽・音声外部リンク
全曲を試聴する
MENDELSSOHN Piano_Concerto No.1 - イリヤ・ヤクシェフ(Ilya Yakushev)の独奏P、キース・ロックハート指揮Brevard Music Center Orchestraによる演奏。Brevard Music Center公式YouTube。
Mendelssohn Piano_Concerto No.1 - 奥井紫麻の独奏P、アレクサンドル・ソロフィーエフ指揮ロシア・ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団による演奏。当該P独奏者自身の公式YouTube。
F_Mendelssohn - Piano_Concerto No.1 - キム・ウォンの独奏P、イム・ホンジョン(林憲政)指揮コリア・シンフォニー・オーケストラによる演奏。芸術の殿堂公式YouTube。
ウィキポータル クラシック音楽
ポータル クラシック音楽

ピアノ協奏曲第1番 ト短調 作品25, MWV O 7 は、フェリックス・メンデルスゾーン1831年に作曲したピアノ協奏曲

ピアノ協奏曲としては初めて出版された作品であり、『ピアノと弦楽のための協奏曲(第0番)イ短調』(1822年、MWV O 2)、『2台のピアノのための協奏曲』のホ長調(1823年、MWV O 5)と変イ長調(1824年、MWV O 6)に次いで作曲された。メンデルスゾーン独特の豊かなメロディと、特に第2楽章アンダンテに色濃く漂うポエジーが聴く者の心をとらえ、『第2番 ニ短調』(作品40)と共に人気がある。

曲の構成

第1楽章 モルト・アレグロ・コン・フォーコ (7:24)

第2楽章 アンダンテ (5:20)

第3楽章 プレスト - モルト・アレグロ・エ・ヴィヴァーチェ (6:17)
ホセ・イトゥルビ(ピアノ&指揮)、RCAビクター管弦楽団1953年

これらの音声や映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声・動画の再生をご覧ください。

全3楽章、演奏時間は約19分。『ヴァイオリン協奏曲 ホ短調』(作品64)と同様、楽章間に中断がない(第2番も同様である)。

  • 第1楽章 モルト・アレグロ・コン・フォーコ
    ト短調、4分の4拍子、短い序奏のついたソナタ形式
    速度表記に「コン・フォーコ」(「火のように生き生きと」や「激しく」の意)とある通り、情熱的な楽章であり、トレモロに乗って半音階上昇進行する序奏が効果的。ピアノがオクターヴ奏法で華々しく登場し、左手もオクターヴ奏法なので音量も大きい。ユニゾンの音階の後、平行調変ロ長調でやはり音階を中心にした第2主題が広がる。主題再現後、切れ目なく巧妙な転調をして第2楽章に入る。カデンツァはない。

外部リンク

作品番号あり

ピアノ協奏曲第1番 ト短調 Op.25 - ピアノ協奏曲第2番 ニ短調 Op.40 - ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64

コンツェルトシュテュック

クラリネットとバセットホルンのためのコンツェルトシュテュック(第1番 ヘ短調 Op.113 - 第2番 ニ短調 Op.114)

初期の協奏曲

ピアノ協奏曲 イ短調 - ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 - ヴァイオリン、ピアノのための協奏曲 ニ短調 - 2台のピアノのための協奏曲 ホ長調 - 2台のピアノのための協奏曲 変イ長調

メンデルスゾーンの作品一覧カテゴリ カテゴリ
典拠管理データベース ウィキデータを編集
全般
  • VIAF
国立図書館
  • ドイツ
その他
  • MusicBrainz作品