ゲゲゲの鬼太郎 妖怪JAPANラリー3D

ゲゲゲの鬼太郎 妖怪JAPANラリー3D(ゲゲゲのきたろう ようかいジャパンラリースリーディー)は、サンリオピューロランド、およびハーモニーランドにある体感アトラクションの1つである『4Dアトラクション「夢のタイムマシン」』用として、2008年7月12日[1]より上映された東映アニメーション製作の『ゲゲゲの鬼太郎(第5作)』の立体3D&アトラクション作品。ハーモニーランドでは2008年7月19日より上映された[2]

概要

女性向けのイメージの強いサンリオピューロランドの客層を拡大すべく当演目が導入された[1]。サンリオピューロランド向けにサンリオと東映アニメーションCGチーム共同で新たに制作された[3]、完全オリジナルストーリーによるCGアニメーションである。映像プログラムの製作にはサイクロンエンターテインメント[4]や、ダイナモアミューズメントも携わっている[5]。上映時間約20分[2]。プレショー(上映前の解説)にはキティちゃんが登場し、目玉おやじとの共演も見られた[6]。スポンサーはバンダイである。

上映期間は当初2年間を予定していたが[2]、サンリオピューロランドでは2011年12月7日[7]まで約3年5ヶ月間上映され、同アトラクションでは最長の怪獣プラネットゴジラの約4年3ヶ月間に次ぐ長さの上映期間であった。当演目の終了後は「ONE PIECE 3D 激走!トラップコースター」が上映された[6]。なお、ハーモニーランドでは当演目が「夢のタイムマシン」の最終演目となり、2011年5月8日までの約2年10カ月間上映された[8]

サンリオピューロランドにおける過去の上映作品(東映アニメーション製作)には、2000年『デジモンアドベンチャー3D デジモングランプリ』、2002年『ワンピース・グランドラインの冒険』、2006年『デジモンセイバーズ3D デジタルワールド危機イッパツ!』がある。

舞台装置

アトラクションの「夢のタイムマシン」は、2台のDLPプロジェクターを使用した偏光式立体映像に、画面にあわせて動くムービングシート、サラウンド音響や香りの演出がされた今日における4Dに準ずる体感シアターとなっている[9]。動くシートは4歳以上の年齢制限や110 cm以上の身長制限が設けられている[6]

キャスト

アルファロメオに似たクラシック・スポーツカーで参戦。スーパーチャージャーを装備しており、エンジンなど内部は近代的であることが分かる。結果は優勝。
お椀型の円盤に乗って、レース解説役を担当。
アメリカンバイクをベースにしたトライクで参戦。結果は準優勝。
  • ねずみ男(エントリーNO.23) - 高木渉
1960年代のフォーミュラカーを思わせるレーシングカーで参戦。前面に安定翼を広げて滑空が可能。結果は第3位。
  • 子泣きじじい & ぬりかべ(エントリーNO.8) - 龍田直樹
子泣きじじいとぬりかべのペアで三輪自動車で参戦。どちらが運転するかで揉め、ジャンプコースであっけなくリタイア。
アジア代表としてプロペラで推進する縦に長い水陸両用車で参戦。氷雪地帯コースで体が凍結し雪山に突っ込みリタイア。
  • 魔女ザンビア(エントリーNO.47) - 野中藍
ヨーロッパ代表として大型の四輪バギーで参戦。実はレースが目的ではなく、鬼太郎を倒しバックベアードに褒めてもらうためであった。
ザンビアに呼ばれ2人でトラックに乗りレースに乱入したが、鬼太郎の体内電気に倒される。
レース開始カウントダウン担当。
レース開始前に顔出し程度に少しだけ登場。
プレショー(本編の前の解説)のみに登場し、目玉おやじとのかけ合いをする[6]
「夢のタイムマシン」の専属パイロットのロボット。シアター最前列、スクリーン前に居てメインショー(本編)の冒頭でアトラクションについての解説を行なう(「夢のタイムマシン」の各歴代演目共通)。

映像製作スタッフ

  • 監督 - 中村健治[2]
  • 企画 - 永富大地、小原康平、櫻田博之
  • 美術監督 - 倉橋隆
  • ストーリー - 三条陸、木原大輔[2]
  • CG監督 - 森田信廣
  • CGプロデューサー - 氷見武士
  • CGラインプロデューサー - 横尾裕次
  • CGディレクター - 森田信廣
  • CGスタッフ - 米澤真一、佐藤直樹
  • 編集 - 片瀬健太
  • 記録 - 橋口舞子

補足

  • 映像ソフト化はDVDの特典映像等も含め、2018年現在のところ行われておらず、劇場以外では視聴困難な作品となっている。
  • 「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪JAPANラリー3D」の上映を記念して、「夢のタイムマシン」を1回利用できるサンリオピューロランド特別入場割引券が配布された[10]

上映されたその他の施設

関連商品

  • 『鬼太郎マガジン vol.1』講談社、2008年5月16日。ISBN 978-4063788969。 
「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪JAPANラリー3D」について掲載されている。

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 担当声優は外部リンク「メディア芸術データベース」より確認可能。
  2. ^ 当演目の終了後は「3Dシアター DINO SAFARI(ディノサファリ)」が2018年7月14日より上映された[13]

出典

  1. ^ a b “サンリオピューロランド 「鬼太郎」の3D体験型アトラクション登場”. 株式会社イード(アニメアニメ) (2008年7月11日). 2018年6月10日閲覧。
  2. ^ a b c d e “キミも体感!ゲゲゲでGO!!「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪JAPANラリー3D」 サンリオピューロランドに登場!”. 東映アニメーション (2008年7月11日). 2018年6月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年6月10日閲覧。
  3. ^ “夢のタイムマシン「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪JAPANラリー3D」”. サンリオピューロランド. 2011年9月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年6月10日閲覧。
  4. ^ 開発実績 - サイクロン エンターテインメント、2018年6月10日閲覧。
  5. ^ ロケーションエンターテイメント事業 - ダイナモピクチャーズ(ダイナモアミューズメント)、2018年6月15日閲覧。
  6. ^ a b c d “夢のタイムマシンからのお知らせ”. サンリオピューロランド (2011年11月21日). 2012年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年6月10日閲覧。
  7. ^ “「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪JAPANラリー3D」2011年12月7日(水)まで、お見逃しなく!”. サンリオピューロランド (2011年). 2011年11月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年6月10日閲覧。
  8. ^ “ハーモニーランドトップページ”. サンリオ(ハーモニーランド) (2011年). 2011年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年6月15日閲覧。
  9. ^ 夢のタイムマシンとは? - 東映アニメーション
  10. ^ “「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪JAPANラリー3D」オープン記念 サンリオピューロランド特別入場割引券情報!!”. 東映アニメーション (2008年7月11日). 2018年6月15日閲覧。
  11. ^ “3Dシアターがかつてないスケールでなしっこ館に帰ってきた!”. 日本海新聞 (新日本海新聞社). (2014年). http://www.nnn.co.jp/event/3dtheater/ 2018年6月10日閲覧。 
  12. ^ <タイトルなし> - 那須ハイランドパーク公式Facebook .(2016年1月1日)、2018年6月10日閲覧。
  13. ^ “3つの恐竜アトラクションが人気テーマパークに誕生! 魅力紹介”. いこーよニュース(アクトインディ) (2018年7月6日). 2023年4月19日閲覧。
  14. ^ “実績紹介”. シーキューアメニック (2013年10月26日). 2018年6月15日閲覧。

外部リンク

  • サンリオピューロランド 特設サイト - サンリオピューロランド(2011年9月22日時点のインターネットアーカイブキャッシュ)
  • ゲゲゲの鬼太郎 妖怪JAPANラリー3D - 東映アニメーション
  • ゲゲゲの鬼太郎妖怪JAPANラリー3D - 文化庁(メディア芸術データベース)
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