エイブラハム・ラボリエル

曖昧さ回避 この項目では、ベーシストについて説明しています。彼の息子でドラマーについては「エイブラハム・ラボリエル・ジュニア」をご覧ください。
エイブラハム・ラボリエル
Abraham Laboriel
エイブラハム・ラボリエル(1994年)
基本情報
出生名 Abraham Laboriel López
生誕 (1947-07-17) 1947年7月17日(76歳)
出身地 メキシコの旗 メキシコ メキシコシティ
ジャンル ジャズ、フュージョン、ポップス
職業 ベーシスト
担当楽器 ベース
共同作業者 コイノニア

エイブラハム・ラボリエルAbraham Laboriel1947年7月17日 - )は、メキシコ出身のベーシスト。

3000作を越える楽曲の録音に参加。アメリカの雑誌『Guitar Player』では「我々の世代で最も幅広く活躍するセッション・ベーシスト」と評されている。息子に、ポール・マッカートニーなどのサポート・ドラマーで有名なエイブラハム・ラボリエル・ジュニア(英語版)(1971〜)を持つ。

略歴

最初はクラシックギターの練習から始めたが、米国のバークリー音楽大学へ進学してからベースギターの演奏をするようになった。その後、ヘンリー・マンシーニに勧められ、カリフォルニア州で音楽のキャリアを積むことを決意した。

ポップスからR&B、フュージョンと幅広く活動しており、スティーヴィー・ワンダーバーブラ・ストライサンドアル・ジャロウドリー・パートンエルトン・ジョンレイ・チャールズ、マドンナ、ポール・サイモン、キース・グリーン、リサ・ローブクインシー・ジョーンズデイブ・グルーシン、ラス・タフ、エンゲルベルト・フンパーディンク、クリスタル・ルイス、クリス・アイザックマイケル・ジャクソン、日本のアーティストでは渡辺貞夫神保彰松任谷由実中島みゆき高中正義織田哲郎角松敏生など多様なアーティストのレコーディングに参加している。

また、自身のソロ・アルバムも『ディア・フレンズ』『Guidum』『Justo & Abraham』などをリリースしており、これらのアルバムにはアレックス・アクーニャアル・ジャロウジム・ケルトナーフィリップ・ベイリーといった面々が参加している。

2005年にはバークリー音楽大学より、名誉音楽博士号を授与された[1]

なお、ラボリエルはバンド「フレンドシップ」や「コイノニア」の創設メンバーでもある。

ディスコグラフィ

リーダー・アルバム

  • 『ディア・フレンズ』 - Dear Friends (1993年、Moo)
  • Guidum (1995年)
  • Justo Almario & Abraham Laboriel (1995年)
  • Laboriel Mathieson (2001年)
  • Live in Switzerland (2005年)

コイノニア

  • 『モア・ザン・ア・フィーリン』 - More Than a Feelin' (1983年)
  • 『セレブレイション』 - Celebration (1984年)
  • 『モーニング・ブリーズ』 - Frontline (1986年)
  • Koinonia (1989年)

脚注

  1. ^ バークリー音楽大学名誉博士号授与者リスト

外部リンク

  • Abraham Laboriel Interview NAMM Oral History Library (2017)
  • エイブラハム・ラボリエル - Discogs
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