アルヴィース

ローランス・フレーリクが描いたアルヴィースとスルーズ。
W.G. Collingwoodが描いた、トールの問いに答えるアルヴィース。
同じく、石になったアルヴィース。
ウィキメディア・コモンズには、アルヴィースの言葉に関連するメディアがあります。

アルヴィース(Alvíss)は、北欧神話ドワーフである。「完全な賢者」[1]、「すべてを知る者」という意味がある。

概要

古エッダ』の『アルヴィースの歌[2]では次の物語が語られている。トールの留守中、アルヴィースがトールの娘スルーズに結婚を申し込んだ。すると、他の家族が承知したものの、帰ってきたトールが結婚に反対した。そこで、トールはアルヴィースにいろいろな質問をして答えさせた。アルヴィースは非常に賢かったので、何でも答えた。トールは朝まで問答を続けたため、朝の光が差し込んできて、ドワーフのアルヴィースは光を浴びて石になった。

脚注

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  1. ^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』102頁。
  2. ^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』98-102頁。

関連項目

参考文献

  • V.G.ネッケル他編『エッダ 古代北欧歌謡集』谷口幸男訳、新潮社、1973年、ISBN 978-4-10-313701-6。
神々
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ミョルニルを象ったペンダント スウェーデンのスコーネ、1877年
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