アルベルト・マルト

アルベルト・マルト
発見した小惑星
(29) アンフィトリテ 1854年5月1日

アルベルト・マルトドイツ語: Albert Marth, 1828年5月5日 - 1897年8月5日)は、イングランドおよびアイルランドで活動したドイツ天文学者

ポメラニアのコルベルク(現・ポーランド西ポモージェ県コウォブジェク)出身。

1853年、マルトはワイン商人のジョージ・ビショップの支援の下、イングランドで天文学の研究を始めた。その後マルトはウィリアム・ラッセルの助手に就き、ラッセルの数々の天体発見に貢献した。マルト自身も小惑星アンフィトリテを発見した。

マルトは太陽系全体の天文暦を作成し、火星における地球の日面通過など、各惑星における他の惑星の日面通過のタイミングを計算した。

晩年にドイツに戻り、癌のためハイデルベルクで没した。

マルトの名は、その功績を称えて、火星クレーターに付けられている。

  • 月の病の沼の北西部に位置するクレーター→マルト (月のクレーター)
  • 火星のメリディアニ平原の北方に位置するクレーター→マルト (火星のクレーター)

関連項目

脚注


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